SEED

□参
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『危ないなぁ』


気を取り直してもう一度突進しようとしたときだ


〈ハーネス中尉っ帰還を命じる〉

『はぁ?なんで?』

〈命令だ〉


無線から帰還命令を出されおまけに信号弾も撃っている

ダガーは命令に従い帰還している


『なんで俺も?』

〈一度立て直す〉

『へぇ…』


しょうがない…帰るか


『帰るっまた遊ぼうな』

〈なっ…!?〉

〈ノヴァ!!〉


うしろに振り返り母艦へと進行する


〈お前っ連合に帰るってことは…俺たちやイザークと敵になるんだぞ〉


振り返り後ろ向きで進む


『…イザークが誰だか分かんないがっ敵なら消すだけだ』

〈やっぱり…記憶を〉

『無駄なものは消した方がいいっ俺はずっと教えられた』


ずっとずっとラボでその言葉通りやっていた

ラボでは?
それ以降はどぉなんだ?
消えている記憶は?


『チッ…お前らと居ると頭が痛くなる』


完全に無線をたちドミニオンに戻った



格納庫で待っていたのは研究員
コックピットから降りて精神調査が行われた


『俺は大丈夫だって…煙草貰えばいいし』

「だがっ倒れては困る」


グリフェプタンを差し出されたっいやいや持ちずっとみている


『俺これ嫌いなんだけどな;;』


俺らみたいなのに必要なのは分かるが…嫌なんだよな


「…」ジィ


見てる


『…飲めばいいだろ』グイッ


俺は一気に飲み干した


『にっが…』


顔をしかめて空のビンを研究員にかえす

満足したのか帰っていった


『…』ガジ

「ノヴァ〜!!」ガバッ

『クロト…君は静かに来れないの?』


俺の背中に勢いよく飛びかかったクロトを引きずり移動する

背丈は一緒であるが俺の方が少し細身である


「ノヴァって煙草臭いしイカ臭い」

ドキッ
『なんだよっそれ;;』



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