黒髪

□転校生
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こんなのは嫌だ

私日向凉はこの度私立高校に通うのだが


「生徒会副会長の藤堂です」ニコリ

『…』


なんだこいつは


「どうしました?」

『いえ…』


いかにも遊び人のような人が副会長だという事実に転校早々不安を感じた


「校長室に案内しますね」

『いえっ職員室で大丈夫です』キッパリ





なんとか職員室についた
開いた瞬間目的地の人物と眼が合った


「うっ;;」

『…』

「こちら担任の日向先生ですっまぁ知ってましよね?」

『えぇ…よぉく知ってますっねぇ兄さん』


実の兄で担任の日向旭を睨みつけると副会長はそそくさとその場を後にした


「一応担任だからな」

『わかりましたっ仕事っぷりを見せてもらいましょうか"先生"』


茶髪で短髪ちなみに半眉というヤンキーのような兄

HRが始まるというので一緒に廊下を歩くことになった凉と旭


『…やっぱりムリ』

「はぁ?お前なぁ…」ハァ

『だって…みんな見てるし…』


教師の後ろに見たことない生徒がいればみな注目するだろう
しかもどこからか知られたのか分からないが兄妹だというのもあるだろう

そして2-Bの教室前


「うしっ席につけぇ」


旭は教室に入り着々とこなす
凉は廊下でぶつぶつと何か言っていた


『普通に普通に』ブツブツ

「凉っ何ぶつぶつ言ってんだよっ」グイッ

『え…』


突然腕を引っ張られた凉は転けそうになりながらも教室に入った





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