ジョジョ3

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ラバーズを倒し次なる国アラブ首長国連邦にきた。この国は世界有数の石油産出国で今いる都市もめっちゃ高級住宅街だ。こんな生活一度でいいからしてみたいな。まあでもそれより家に帰りたいけど。

ジョースターさんは町に着くなり高級車を買った。確かに足は必要だけど高級車買うなんて思い切ったな。そしてこんな車をぽんと買えるジョースターさんの財力が怖い。さすがは不動産王です。

手続きを終え待たせていたポルナレフのもとに行くとポルナレフは女性を口説いていた。ポルナレフの頭は相変わらず愛でいっぱいです。なんでこいつにチャリオッツみたいなカッコいいスタンドが出現したんだろ。ラバーズでよかったんじゃない?



「やあ、君みたいなかわいい子にお願いされたら俺も車買っちゃうよ。今夜どう?一緒に食事でも行かない?」


「ポルナレフくん、お忙しいとこ大変申し訳ないが出発するぞ」


「ちょっとジョースターさん!髪はやめてくれよ髪は。ヘアースタイル整えるの大変なんだぜ!」



ナンパしていたポルナレフの頭をジョースターさんがはたくとの奴の髪はパイナップルのヘタみたいに広がった。ぷぷぷ、ザマーと思って見ていたらポルナレフはぶつぶつ文句言いながら髪を整えいつもの電柱ヘアーに戻した。いつもの直立不動の髪型だ。え、ちょっと待って。今どうやって元に戻したの?触ってるだけでなんであんなにきれいに髪がまとまるの?見てたけど全く分からなかったぞ!今、ポルナレフの髪の神秘を見た気がする。

高級車に乗って街中を移動する。今からヤプリーンという村に行きセスナを手に入れそれに乗りサウジアラビアの砂漠を抜けるつもりらしい。生涯に3度も飛行機から落ちた男と一緒にセスナなんて乗りたくないと承太郎がいう。まったくもって同感だ。だってそのセスナもスタンド使いの攻撃に会って落ちるんだぜ?ジョースターさんがいかに飛行機に愛されてないのかよくわかる。

そういえば今からセスナを手に入れに行くならそろそろスタンド『太陽』がやってくるはずだ。でもあれってラクダで砂漠越えようとしたときに襲われなかったっけ?今の流れだとこのまま高級車に乗りながら村に向かうみたいだけど原作変わってない?いやまあ別にいいけど。もちろんラクダで砂漠越えるのよりも車で快適に進んでいきたいです。

なんて思ったけどやっぱりうまくいかなかった。車だと遠回りしないといけないから村に着くまで2日かかるがラクダなら1日でつく。なのでラクダで行くぞ!とジョースターさんがいう。やっぱりそういう流れになるらしい。あ、はいわかりましたとあきらめながらそれならなんで高級車買ったんだよと新たな疑問が浮上する。その答えはすぐにわかった。

ジョースターさんはラクダを買う代金としてあの高級車を差し出すといった。こういうところでは小切手や現金より物々交換が適してるのだと謎の理屈でジョースターさんがドヤ顔をする。正直私にはその理屈はわからなかったのだが経験豊富な年配者のジョースターさんがいうならばそうなのだろ。お金もジョースターさんが払うのだからもう好きにしてください。

そしてこれからジョースターさんがラクダの乗り方についてご教授してくださるらしい。やけに得意顔のジョースターさん。だからノリノリになっている時のジョースターさんはダメなんだって。失敗しちゃうんです。ジャスティスの作り出した町でホテルの場所尋ねたときに言っただろ?まああれはスタンド攻撃のさなかだったから勘定しなくてもいいけど香港の注文やケバブ買うときも失敗してたので言い逃れはできまい。ノリノリの時のジョースターさんには気を付けましょう

やっぱりラクダを座らせようとしてうまくいかずジョースターさんの顔は唾液まみれになった。そもそもラクダに関する知識は3回中2回寝た映画の知識のみらしい。こりゃだめだ。

その後エサでつりなんとかラクダを座らせることに成功したジョースターさんが走行のやり方についても教えてくれたが、まあみんなしらーとした目で見ていたとだけ言っておこう。

みんななんとかラクダに乗りことに成功し(私はめんどくさかったので飛びのった)ラクダによる砂漠の横断が始まった。しばらく進んでいると不意に典明が誰かに見られている気がすると言葉にした。気のせいだというポルナレフに承太郎も何か感じると答える。きっと太陽のスタンド使いが追いかけてきてるのだろうからその感覚は正しいのだろうけれど生憎私は何も感じない。これが凡人と天才の差か。別に戦闘能力なんて欲しくないけど。

承太郎が双眼鏡で調べてみるが敵は見つからない。まあマジックミラー使って追いかけてくるからパッと見ただけでは見つからないだろう。

ジョースターさんが進めるところまで進んで日が暮れたらテントを張ろうと言って時計を見た瞬間驚きの声を漏らす。私も自分の時計を見たが8時を回った時刻を指していた。もう夜だったのか。こうなるとわかっていたけどいざ太陽が沈まないと時間の感覚が狂う。

ジョースターさんが承太郎に時間を確認したことによりみんな太陽が出てることの異常さを意識した。それは敵にも伝わったらしく急に気温がぐんぐん上がった。風能力者には物理攻撃は効かないけど温度とか特殊攻撃はバリバリ効きます。ぐわあああっ!熱ッ!そういえばタンパク質って43度くらいで変化するって聞いたことあるけどこれ大丈夫か?43度どころか60度くらいまで上がってるんだけど大丈夫?風化したらこれって防げるのだろうか?まあそうでなくても蒸し焼きにされて終了だろうけどね!

取り敢えず岩場に避難する。そんなレベルでは全然解消されないがとにかく少しでも日陰に身を寄せる。このパワーだと近くにいるはずだとジョースターさんはいうが相変わらず姿は見えない。私は本体が鏡を使ってると知ってるのでこっそりあたりを探ってみるが全然わかりません。もういいや、承太郎たちが解決してくれるのを待とう。

花京院がスタンドとの距離を測るために太陽に近づいたが返り討ちにあう。太陽の隕石を降り注ぐような攻撃に身の危険を感じ承太郎が地面に穴をあけそこに皆身を滑り込ませる。穴の中に避難したせいで余計蒸し風呂のようだ。そろそろ干からびるかもしれん。私風の能力者じゃなくて水の能力者になりたかった。水分が足りません。

あー、ダメだ。頭馬鹿になるー。え、もともとだって?うるさい。

そんな感じで暑さにボーとしていたら急に横で典明が笑い出した。え、なにこのキチガイ。ついに暑さにやられたのか?と思ったら承太郎とポルナレフまでも笑い出した。あ、そうか。確かこういう展開だったったわ。太陽の本体を見つけた承太郎たちが腹よじれるほど笑うんだった。え、じゃあこれ私も一緒に笑わないと太陽の本体見つけられないマヌケ認定されるの?それは嫌だ。ジョースターさんと同じ役立たず認定はされたくない。仕方ない、一緒に笑おう。なんか本当に頭のおかしい人たちみたいだな


「プッ、クキキキフヒヒㇶㇶハハハァァアハフハホヶヶヶノォホホノホー」

「ウヒヒゥヒアハハハウハハハハハァハハハヒャハハハハハアハハハハハ」

「プハッ、ウヒヒヒヒウハハァアハウハㇶアハハハハハハハヒッヒハハッハ」

「ワッハハハ、アハハキャハハヒャハハアッハーハハハハハハハハハハハハ」


取り敢えず狂ったように笑っておく。ジョースターさんがオーノーと叫んでるけどそっちの方がまともに見える。なんか判断間違えたかも。いくら敵の隠れ方が面白くてもこの笑い方はないは。なんなんだよ典明、ノォホホってお前はジャイロか。

そして承太郎、私お前のそんなすざまじい笑顔初めてみたわ。普段無口キャラなんだからここでもつき通しとけよ。そんな意外な一面見せられても困惑しかないぞ。ファンサービスならもっとクールな笑みをください。というわけでいい加減ジョースターさんにネタバレ開始。ほら、あそことあそこに同じ形をした岩があるでしょ?つまりそういうことです。といって典明が説明する。ふむふむ、なるほど。そこにいたのか。

そのあとは承太郎のオラァの一撃であっさり太陽はやられました。あたりが急に暗くなる。ぶるっ、うわ、寒っ!ちょ、誰かコートもってない?

というわけで太陽戦もあっさり終わりました。そういえばちょっと思ったんだけど太陽のスタンドってDIOに効くの?太陽見せたらジュッって灰になったりしないのかな?試す価値あったかもしれんと考えながら夜の砂漠を進む。まあDIOに太陽のスタンド試すより太陽のスタンドを連れていく方がめんどくさいからこれでいいや。私はくしゅんっとくしゃみをしながらどうして私の能力はメラメラの実じゃないのだろうとため息をはいた。


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