ジョジョ3

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これから行く国はインドらしい。これは偏見で申し訳ないがインドは貧しい国でカレーしか食べなくてなんとなく薄汚れたイメージがある。悪いことばっかいいてすまないがみんなにもそういう思いがあるらしい。よかった、私だけではなかったね!

そのことについてみんなでアブドゥルさんに聞いてみたがアブドゥルさんは笑ってそんなことない、いい国だと言う。みんな半信半疑だが実際にインドについて確信した。やっぱりインドはとんでもない国じゃねえか!!

インドについて即住民に囲まれた。みんなお金くれくれ言ってきてめっちゃ怖い。典明とかもう財布取られたらしい。まじか、ご愁傷様です。ポルナレフも子供に鼻水つけられたって喚いているけどそれは別につけられてもわからないくらい元々汚れてるしよくない?シンガポールで警察官にゴミに間違えられるレベルの鞄だからな。ていうか買い換えなかったのかよ。それなら仕方ない、君に同情の余地はない。

あまりのすごさに思わずみんなから一歩引いて人だかりの外へ向かう。バクシー攻撃から逃げるためになんか新しい技まで開発してしまった。半透明になってその場から限りなく気配を消すのだ。これぞまさに風の残像(クリアビジョン)という感じだ。ていうかこれかなり便利だぞ?集りもこないしそれどころか承太郎たちも私を見失ったのかキョロキョロしている。承太郎たちが見失うほど気配ないのか、これなら急に敵が現れても隠れられる!なんて便利な能力なんだろう、そしてなんで私はワンピース時代にこの能力を開発できなかったのだろう。あの世界でこそ必要だったよ!もしあったら頂上戦争で人相割れずにくそ兄貴どもを助けられたかもしれないしキャプテンに目をつけられなかったかもしれない!この世界でどうやって使うんだよ。いや、ないよりあった方がいいだろうが使い道がわからない。奇襲するとかには役に立ちそうだけどそんなのDIOの館まで使えないじゃないか。なんという無駄な能力。もういいや、いつか役に立つだろうたぶん。

バクシー攻撃から逃げれた承太郎たちの前に姿を現す。今までどこ行っていたんだナマエとかいわれたがずっとお前たちの近くにいたと答える。某バスケマンガの主人公はこんな気持ちだったのだろうか。近くにいるのに気付かれないなんて変な感覚だ。私はきっちり悪用しよう

適当なホテルに入り食事をとる。承太郎はインドが中々気に入ったらしい。お前正気か?私は残念ながら受け入れられそうにはない。インドに永住は絶対したくない。

ポルナレフは荷物を抱えるとトイレに向かった。なんで荷物を持っていくのか心底謎だ。お前は生理中の女子か。トイレに荷物はいらんだろう。行動が謎である。おまけにフランス人の俺を満足させるだけの料理を頼むとか偉そうにいいながら去って行った。何様だお前。絶対フランス人のお前より日本人の私たちのほうが舌は肥えているよ。日本の料理は世界一ィィィィィ――――!!それに対して典明ははいはい言いながら適当に料理を注文し始める。典明のポルナレフの扱いがうますぎて怖い。私が言うのもなんだがポルナレフは一応年上ですよ?何故そんなにノリが軽い。まあそれもこれもポルナレフの仁徳のおかげか。彼はこれからもそうやっていじられキャラの地位を築いてくれればいいと思うよ。

ポルナレフがいない間に料理を注文してポルナレフが悲鳴を上げている間にきた料理に手を付ける。軽快なノリもここまでだ。これからは残念なことにシリアスな展開が待っている。

ポルナレフの妹の仇であるJ・ガイルと世界中の女の敵こと下半身を念入りにつぶしておきたい系男子ホル・ホースがやってくるのだ。取りあえず16歳の女の子の純情を弄んでいるホル・ホースは絶対に許してはいけないと思う。普通に犯罪じゃねえか。この戦いでつぶしておこう、ナニを。

運ばれてきた料理を口にしながらこれからのことについて考える。それは私がどこまで手を出すべきかということだ。

この戦いでアブドゥルさんが大怪我を負い一時戦線を離脱することになるがそれによりアブドゥルさんは潜水艦を買うという使命をジョセフさんからいいつかうわけだし下手に助けていいかわからない。あ、でも確か結局潜水艦でも敵スタンドやってくるし一緒か。なら助けた方がいいのか?下手に原作知っていると変えていいのか悪いのかわからなくて難しいな。取りあえずなるようになった状況に適当に介入していこう。アブドゥルさんがポルナレフに死んだと認識されないとカメオの行動読めなくなるしそのままにしていた方がいいのかもしれない。

ポルナレフが妹の仇のスタンドを見つけた!と叫んで外に出ていった。何故出ていくんだよ。ご飯食べたいので中で話し合おうよ。


そして突然始まるシリアスタイム。ポルナレフとアブドゥルさんの言い合いが始まる。展開は知っているがここは場の空気を読んでシリアスな顔でいよう。シリアスな顔、シリアスな顔。今日の晩御飯はなんだろう。やっぱりカレーなのかな?




「ポルナレフ!これがお前を誘き出そうとしている敵の戦略だということがわからんのか!」



「たかがマグレで勝ったくらいで俺に指図するんじゃねぇ!」




ポルナレフとアブドゥルさんの言い合いはまだ続く。おいおいポルナレフ、お前が負けたのはマグレじゃなくて油断したからだろこの慢心騎士!敗北からは学ばないといけないぞ!そのせいでホル・ホースに一発くらうんだから反省しなさい。

結局ポルナレフは一人で行動するらしい。そんなことしなくとも明日になったら皆で奴らと戦うことになるのに。

出ていくポルナレフを見送って食事を再開する。ひとり欠けた食卓での食事はあまりおいしくはなかったのだった。


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