ジョジョ3
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空路がダメなら海路を行けばいいのよ!ということでこれから暫くは船の旅です。船って懐かしいなー、ワンピースの世界にいた頃は毎日乗っていたんだよね。あの世界の海は暑かったり寒かったり化け物が出たり雷が降ったりして大変だったな。‥あの世界から逃げてこられて本当に良かったよ。まあこの世界はこの世界でスタンドとかいう理不尽な力を持つ奴らが襲ってくるのだけれど。なんで私そんな目ばかり合うのだろ?早くおうちに帰りたいです。
さてさて、勿論この船旅も安全なわけはない。ジョジョの世界はフラグで溢れているのだ。枕を高くして寝られることなんてないぜ。今からくるのは暗青の月(ダークブルームーン)とかいう厨二感溢れる名前のスタンドを持つ偽船長だ。こいつなんで船長の振りできたのだろう?本気でわからん。スピードワゴン財団はちゃんと仕事してください。
こいつのスタンドは海底で多大な威力を発揮するスタンドでなので本日は海中戦だ。私は全く役に立たないな。え、なんでってそりゃ私は悪魔の実の能力者だもん。海は全くダメだぞ?忘れそうになるが私はスタンド使いではなく悪魔の実の能力者だ。風の残像(クリアビジョン)とか格好いい名前つけてもらってるけどスタンド使いではありません。ただの平凡な能力者です。よって海中戦は役に立ちません。なので堂々と応援してようじゃないか。頑張れ承太郎!
とはいえスタンド使いは直ぐには行動を起こさないらしい。では暫くは悠々自適な船旅を楽しむとしましょう。
「お前らこんな時も学生服を脱がんのか」
「うるせえじじい。俺の勝手だろ」
「まあ僕らは学生ですからね。これが落ち着くんです」
さあ制服を脱いでのんびりするぜ!と思ったら承太郎と典明の言葉にピタリと動きを止める。え、お前ら何いってるの?オマケにアブドゥルさんが『なるほどこれが武士道か』とかなんとか追い討ちをかけてきやがる。おいやめろバカ。私はそこの馬鹿二人と違って制服に愛着ないんです。この制服趣味じゃないんです。学校にも愛着ないんです。大体スカートだと足も組めないし寛げないんだよ。変に制服縛りとかしないでくれ。これは新しい服考えるのがめんどくさい作者の陰謀とみた。別に承太郎達の他のコスチューム見たいとは思わないから制服に情熱注がせるの止めさせてくれ。くそ、制服脱げなくなった。
仕方ないので私もしぶしぶ制服で寛ぐ。あー、太陽が暑いー。もう船内に引き込もっておこうか。それもいい気がしていた。
「離せよ!ふざけんなこのくそったれ!離せって!」
「やかましいこのくそガキ!大人しくしねぇか!」
船内に戻るかどうか迷ってたら甲板が騒がしくなった。船員に1人の子供が捕まえられ何やら騒いでいる。ああ、イベント始まった。これから戦闘が始まるのか、やっぱり船内に引きこもってれば良かった。
子供は知っての通りアンちゃんで船員に警察に突き出すぞと言われて殊勝な態度になったがそれでも弄ばれるだけ弄ばれて結局ダメって言われていた。大人ってズルい。
アンちゃんはガブリと船員の腕に噛みつくと海に飛び込んだ。どうやら陸まで泳いでいくらしい。だけれどこの海には鮫がいるんだよね。女の子1人じゃ危ないです。というわけで出番だ承太郎!アンちゃんを救出しなさい!
承太郎は海に飛び込び込むとスタプラ様でオラオラして鮫をやっつけた。鮫は御愁傷様でした。アンちゃんはいきなり鮫がひとりでぶっ飛んだことに驚いて目を白黒させている。まあ一般人のアンちゃんからしたら鮫が空中でビチビチ跳ねてるように見えるんだもんね。なにそれ面白そう
「てめえ女か」
「よ、よくも俺の胸をじっくり弄りやがったな!」
空飛ぶ鮫を想像してニヤニヤしてたらとんでもないことが目の前で起こった。なんとあの承太郎がいきなりペタペタとアンちゃんの胸を触りやがったのだ。ちょ、おまっ!なんてことしやがるんだ!女の子の胸を触るとかどう言い繕ってもセクハラです。このロリコン野郎!
しかも私は見たぞ!承太郎はアンちゃんの胸を3回も撫でてたぞ!なんてことしやがるんだこのムッツリ!これはもうおじいちゃんに叱ってもらうしかない!と思ったけどジョセフもスージーQ裏切って余所の女とイチャイチャしてたんだった。おいどうなってるんだよジョースター一家。本当にこいつらジョナサンの子孫ですか?ちょっとジョナサンにズームパンチもらってきなさい。
にしてもアンちゃんには触われるほどのボリュームのおっぱいがあるのですか。まだ子供なのにうらやましい。将来が楽しみですね
「わー、承太郎女の子の胸触るとか不潔ぅー、さいてー。ポーカーフェイス気取っておいて実は幼女趣味なの?へんたーい」
「違うナマエ!そういうつもりはねえ!誤解だクソッ!」
船の上からアンちゃんを無事捕まえることができた承太郎に向けて野次を飛ばす。なんか承太郎予想以上にあわててるんだけどどうした?お前のあわてた顔とか原作でも見たこと無いんだけどなんというレアショット。別にそんなサービスシーンとかいりませんよ。どうせサービスするならアンちゃんでしてくれ
というかそこでギャーギャー騒がずにそろそろ上ってこいよ。確かそろそろ敵スタンドが襲ってくるはず、
「なんだアレは!??」
「鮫?いや違う!スタンドだ!!!」
そうこういっている間に暗青の月(ダークブルームーン)がやってきたらしい。うわっ、めっちゃ早っ!流石海で自称最強スタンドというだけはある。でも所詮自称だよな、結局承太郎に海中で負けるんだもん。なんだただの当て馬か。
間一髪で典明がメロンを出して承太郎達を救いだす。甲板ではアンちゃんがスタンド使いか議論が始まったが承太郎がなんとかしてくれるからほっておく。にしてもアンちゃん面白いな。ドサンピンとか何時代の言葉だよ。どこで覚えたんだろ?地味に気になるぞ
そして満を持して船長の登場だ。この貫禄といい顔つきといいどう見ても本物の船長にしか見えません。
言っていることも正論だし承太郎に反論の余地はない。だが知ってるか?この船長偽物なんだぜ?こりゃスピードワゴン財団がわからなかったのも仕方ない。それでも見破ってほしかったけど。
承太郎お約束の探偵タイムが始まった。スタンド使いはタバコの煙を少しでも吸うと鼻の頭に血管が浮き出るらしい。何それこわい。私はこれがはったりだと知ってるが一応みんなに合わせて手を顔の前に持ってくる。これやらなくてお前実はスタンド使いではないのか!?ってイチャモンつけられても嫌だし
「嘘だろ承太郎!?」
「ああ、嘘だぜ。だが間抜けは見つかったな」
承太郎がそういうと皆の視線が船長に集まる。船長はしっかりと自分の鼻の上を触っていた。はい、アウトです。人間急に予想外なことが起こると反射的に行動してしまうもんね。仕方ない。というわけなのではい、じゃあ次戦闘シーンに移りましょう。
船長の顔がどんどん変化していく。さっきまでいかにも海の男なイケメンだったのに目がつりあがってうすっぺらい顔になっていく。どう見ても三流な悪役顔です。なんで顔変えたんだろ?前の方がイケメンだったぞ?というかなんでそんなスタンド能力でもないのに顔の造形簡単に変えれるの?特技ですか?そうか、特技か。耳を全部収納できる特技を持っている奴だっているんだから顔の造形変える特技を持っている奴がいてもおかしくないのか、たぶん。
偽船長は6対1で不利を悟ったのかアンちゃんを捕らえると海に飛び込んだ。が、海に落ちる前に承太郎がオラオラして偽船長をぶっ飛ばしアンちゃんを掴んだ。なんかもう船長が哀れに見えるほどのやりっぷりだな。まあ取り敢えずアンちゃんが無事でよかったよ。
承太郎がアンちゃんを引き上げようとする。しかし偽船長につけられたフジツボにより力を抜かれ海に引きづりこまれた。典明が助けるより先に海へと消えていく。
しばらくすると海に渦ができた。承太郎はあの中で戦ってるのだろう。典明が承太郎を助けに行こうとしたが中は鱗のカッターが渦巻いていて危険らしい。この状況でよく承太郎勝てたな。やっぱりあんたは主人公だよすげー。
やがて渦が収まり承太郎が海面に顔を出した。どうやらちゃんと原作通り勝ったらしい。よしよし、これにて暗青の月(ダークブルームーン)戦は終わりですな。
え?お前何したかって?何もしてないよ?海中戦なのに何かできるわけないじゃん。能力者は海では雨の日の大佐並みに役立たずなのだ。無理言うなよ。海に落ちた瞬間デッドエンドコースです。
というわけで暗青の月は承太郎がやっつけてくれたのだがまだまだエジプトへの旅は長い。次は力ですね。いい加減海戦はやめていただきたい。あー、早く陸につけー!
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