ジョジョ2

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「な、てめえはエシディシ!なんでこんなところに居やがる!」


「俺はエイジャの赤石を探しに来たのさ。どうやらこの島にいる女が持っているようだからな」


「ちっ、もうバレてやがるのかよ。ん?ああ!そこにいるのはナマエじゃんか!なんでお前ここにいるんだ?というかロギンズやられてるじゃん!大丈夫か!?」



そういうとともにジョセフが駆け寄ってきた。そしてロギンズ先生の生存を確認するとほっと息を吐きエシディシに向かいよくもロギンズをやりやがったな!というセリフを叫ぶ。そんなジョセフを見て私はゆっくり視線を反らした。お、おう。ごめんジョセフ。ロギンズ先生やったの私だわ。いや悪意とかはないし不可抗力なんだけどうん。まあこのまま黙ってたらエシディシのせいになるかな。エシディシのせいにしておこう。

ファイティングポーズを取り戦いに備えるジョセフに対してお前の相手をしている暇はないといい放つエシディシ。暇?時間ならたっぷりあるだろ?お前らにはとジョセフがエシディシを挑発し二人の間に緊迫した空気が流れる。戦いが始まろうとしていた。



「ナマエ、お前はロギンズ連れて逃げろ」


「え、大丈夫ジョセフ?」


「おう平気平気。あんなやつ軽〜く伸しちゃって解毒剤入手してやるぜ。ロギンズを頼んだぜナマエ」



そういってポンポンと頭を叩かれる。いくらジョセフといえエシディシは強敵だ。原作でもかなり苦戦していた。ここでジョセフを1人にしても大丈夫なのだろうか?君が死ぬと世界が滅ぶんだけど?

とはいえ私がここにいてもやることないな。どうせ私の攻撃はエシディシには効かないんだし。よし、帰るか。ジョセフ1人でもなんとかなるさ。だってこいつ主人公だもん。 きっと神様とやらに愛されているだろうからいけますね。問題ないです。じゃあねージョセフー。生きて会おう!

ということでロギンズ先生担いですたこらさっさと逃げ出す。え、本当に逃げるのって?逃げるよ?だってあの戦い私いなくてもジョセフが勝つんだしそれならこわーいエシディシの側なんかにいたくないです。だいたい私のお仕事はロギンズ先生を助けるところまでだよ。ここから先はジョセフのお仕事です。大丈夫、ジョセフはできる子なので勝ってくれるさ!にしてもロギンズ先生めっちゃ重い。見た目からムキムキしてるなと思ったけどやっぱりぎっしり筋肉が詰まってるのか。ロギンズ先生体脂肪率絶対に一桁だわ。

本島までロギンズ先生を引きずっていき玄関辺りで適当に放置するとリサリサ先生のところへ向かう。常識的に考えて柱の男がやってきたことは報告したほうがいいだろう。階段を上り部屋に向かうとノックをして中に入った。



「リサリサ先生ー!大変です!」


「どうしたのですかナマエこんな時間に。何かあったのですか?」


「はい!エシディシがやってきました!今ジョセフが戦ってます!!」



そういうとリサリサ先生は驚き目を見開いたが直ぐ様表情を引き締め立ち上がる。立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花なリサリサ先生はこんな時でもお美しい。

エシディシが来るまでに本島の守備を固めるためシーザーとメッシーナを呼んできなさいというリサリサ先生。あいあいさー。でもジョセフを助けに行かなくていいのですか?と聞けば私の優先すべきことは赤石を守ることです。と返ってきた。その言葉に冷たい印象を受けるが一番辛いのは他でもないリサリサ先生だろう。だってジョセフは自分の息子だもんね。大丈夫ジョセフは勝ちますよ。さてシーザーを探しにいきますか。シーザーの試験場所どこだっけ?

シーザーの試験場へちょっと迷いながらも向かっていくと試験が終わったのかちょうどこちらへ向かってくるシーザーとかち合った。お、いたいたシーザー。君を探してたんだよ。



「シーザー大変だ!エシディシが赤石を狙ってこの島にやってきたぞ!すぐにリサリサ先生のところへ向かってください!」


「ああ、見ていたから状況は理解している。すぐに先生の元に向かおう」



そういってシーザーは頷く。おや?状況把握してるのか?それは手間が省けて楽だけどなんで?と思ったところでそういえばシーザーは自分の試験が終わった後ジョセフの様子を見ようと双眼鏡を持ち込んでいたことを思い出す。そうか、見てたのか。にしてもいくら弟弟子の様子が気になったからといって普通双眼鏡まで持ち込むか?まるでストーカーみたいです。最初のころあんなにジョセフのこと嫌ってたのに今はその面影はない。完デレ状態です。シーザーってジョセフのこと大好きだよな。私も大好きだけどね。

ということでシーザーを連れてリサリサ先生の所へ戻るとジョセフが部屋の前に立っていた。なんだと、



「え、なんでジョセフいるんだよ。お前エシディシはどうした」


「そんなもんとっくに倒してやったぜ。それよりも部屋の中を見ろ!なんか様子がおかしいぜ」



そういって中を見るように促すジョセフに従い中を覗くとバスタオルを巻いた姿のリサリサ先生と泣いているスージーQの姿があった。え、嘘。もうこんなところまで原作進んだの?早くない?ちょっと待ってくれよジョセフがスージーQに会うまでに脳みそだけになったエシディシ押さえとこうと思ったのに間に合ってないよ。うわあああっ!スージーQごめん!乗っ取られるとスージーQがひどい目にあっちゃうからその前になんとかしようと思ってたのに展開進んじゃってるよ!というかジョセフエシディシ倒すの早すぎだろ!そりゃ私もロギンズ先生運んだりシーザー探したりしてたけどそれでもこんなに早く終わるか普通!?それだけジョセフが強くなったってことなのか?それ自体は良いことだが現状は最悪です。どうにかしないと!



「しくしく、ナマエ、シーザー。二人が私をイジメるの。貴方たちはそんなことしないわよね?」


「す、スージーQ?」


「騙されるなシーザー!ナマエ!スージーQはエシディシに乗っ取られてる!今喋ってるのはエシディシだ」




ジョセフがそういうとともにスージーQを乗っ取ったエシディシがシーザーに蹴りを放った。シーザーが吹っ飛ぶ。俺はお前たちに最後の戦いを仕掛けるぞというエシディシ。赤石は先ほどの郵送で送った。それを追わせるのを阻止してみせるぞエシディシはいう。

そしてスージーQの肉体を裂き血液をエシディシは飛ばし始めた。スージーQの肉体を人質に取られてジョセフたちは何もすることができない。ぎゃあああっ!スージーQがヤバい!エシディシお前なんてことするんだ!

ヤバいこれは本当にヤバい。結構血液飛び散ってるよ!一刻も早くスージーQを救うためだ、もう私が答え言っちゃおう。原作だとジョセフが思い付くんだけどそんなの待ってられない!



「ジョセフ、シーザー波紋だよ波紋!波紋でスージーQを救ってよ!」


「だがスージーQに波紋を流せば彼女の肉体は耐えられない。そんなこととてもできん」


「でもこのままだと私たちも不味いです。仕方ありません、私がやります」


「えっとそうじゃなくて、ただ波紋を流すだけじゃなくてスージーQの表面に流せばいいんじゃないの?なんだっけ、くっつく波紋とはじく波紋を使って、」


「そうか!その手があったか!ナイスだぜナマエ!」



そういうと共にジョセフとシーザーは駆け出しスージーQに波紋を流す。なんでもくっつく波紋とはじく波紋を流すことによりプラスマイナス0になりスージーQの身体に負荷をかけずに済むらしい。原理はわからん。

そして堪らず飛び出したエシディシをシーザーは下種野郎と罵るがジョセフはこいつの生命には敬意を払うという。そうしてエシディシは灰になり消えていった。柱の男を1人倒したのだった。

このあとは郵送されてしまった赤石を取り戻しにいかなければならない。幸い操られていたとはいえスージーQに記憶はあったらしく送り先はすぐにわかった。どうやら赤石はスイスに送られたらしい。

というわけで皆で赤石の乗った輸送用列車を追いかけにいく。メンツはジョセフ、シーザー、リサリサ先生、ロギンズ先生、メッシーナ先生と私だ。ロギンズ先生が生きてるから原作より若干戦力が多い。これでシーザーの死亡フラグなんとかできるか?ていうか車狭い。筋肉質の男たちに囲まれてむさ苦しいです。

リサリサ先生が法を犯すかもしれませんがそれでも赤石を取り戻しますと宣言する。うわぁ、出来れば法は犯したくないな。犯罪者になりたくないです。綺麗な身体のままでいたいです。でもカーズに赤石渡らせるわけにはいかないもんね。そっちはガチで世界が終わりますから。あー、この旅大変なことになりそうだ。

出発間近にジョセフがスージーQに向かい絶対に戻ってくるからそれまでにそのボロボロの身体戻してよ!と叫ぶ。それにスージーQが嬉しそうにうん!と答えた。なるほど、ここで恋愛フラグが立ったんですねわかります。そのまま結ばれて是非ホーリーさんという天使を世に送り出してください。ジョセフは原作通りスージーQと結婚しそうだなと思った。

というわけで目的地はスイスです。いよいよ柱の男たちとの戦闘が始まります。胃がキリキリ痛むよ。シーザーを助けることはもちろんだが死なないように頑張ろう。

そんな感じで皆でスイスに向かうのだった。


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