story

□クロベ
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ーーーーーー…ミケ?…

ーーーーーー…こんな所で寝たら風邪引くよ?……起きて?……

ーーーーーー…私じゃあなたの身体運べないから!…ほら起きて……

ーーーーーー…ミケ……ミケ?

ーーーーーー……………………


「ミケ!」

目を覚ますと、そこには彼女がいた。
「…寝ていたのか……。」
「そりゃもうぐっすりとさ。」
「…そうか……。で、なんの用事だ?」
「夕飯食べに来ないからさ。呼びに来たんだ。食器が片付かないからリーネが早く呼んできてくれって。」
「…そうか…。」
「ちなみに今日は、」
「豆のスープ」
「当たり。それじゃ。」

もう一度だけ、鼻をならした。
彼女がが自室を出るためにドアに振り返るその一瞬に微かに空気が揺れる。

ーーーーーーナナバの、
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