小説

□ポーカーフェイス
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……コホ、コホ…
渇いた咳が響く
頭がボーッとする

でも休んでもいられないので
取材で外に出て新しい情報を探していた


……はぁ……はぁ……

どんどん熱が上がってきて
ついには立っているのも辛くなり
誰もいない公園のベンチに凭れた

私が風邪なんて…いつぶりかしらね…

……ふぁ、…なんか眠くなって……

光はいつのまにか眠っていた
 

……ちゃん、……ひーちゃん…

ん、…
その呼び方…要?

ひーちゃん!!良かった、気がついて…

あれ…私、寝てた…?

ひーちゃん何してたの?
たまたま通りかかったらベンチで寝てるひーちゃんを見かけてさ

べ、別に何も…

ほんとに?

…………。 

ひーちゃんなんか隠してるでしょ
そーいえば京にぃが心配してたよ
旅行のことで電話したけど出ないって

そう……あとで電話しておくわ

ひーちゃんついでに家、おいでよ

何で私が帰らなくちゃいけないのよ

もう夜遅いし泊まってけば?
そーしなよ

……わかったわよ

あれ?今日はひーちゃん素直だね

私がひねくれものだって言いたいの?

そーじゃなくてたまには素直になってみたらって思ってたから

じゃあ行こうか

えぇ……っ…

立ち眩みがし、要の方に倒れてしまい

ひーちゃん!!?
大丈夫?

……はぁ……はぁ……

ひーちゃんすごい熱…
立てる?
…無理そうだね…よいしょ、と

要は光を姫抱きし
タクシーを呼び

家に帰った





次はやっと看病編です
駄文ですがお付き合いください><
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