小説

□たまには甘えてよ…
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兄さんが僕の額に手をつける

まだ熱が高いね……

雅にぃが言うにはノロだって
小児科でも流行ってるみたいだよ 

なんでも今年のノロは
子供がかかりやすいみたいだよ

僕はもう子供じゃない、と思ったけど
言わなかった…いや、言えなかった……


……ぅ……

その時今までにない腹痛が祈織を襲った

僕は辛くなり身体をくの字に曲げて耐えていた

祈織、お腹痛いの?

勘の良い要は祈織が腹痛に耐えていることが
すぐわかった

とりあえずトイレ行こっか?
そのままは辛いでしょ?

兄さんは僕を抱き上げると揺れを最小限に抑えながら移動して
トイレに着くと僕を座らせた

それじゃ、終わったら声かけて

と言い残しトイレから出ていった

兄さんは僕に気を遣ってくれたんだと思ったがこの時は切羽詰まっていてなにも考えることはできなかった

早くこの痛みから解放されたい

ただそれだけだった

耐えられず排泄を始めると
下していて水のようになったものが
汚い音をさせながら排泄されていく

……ぅ、……ぅあ……

辛くて涙が滲む

狭い空間だが一人残されたことが
怖くて、不安で、

思わずドアの外で待ってくれている
者の名を呼んで

名を呼ぶと
ドアの外にいた人物は
異変に気づいたのか入るよと一言言い
すぐ駆けつけてくれた

……ぅ、……辛いよ……にいさん……

何故だろう…要兄さん……が居ると
安心する

祈織、大丈夫?
辛い?

要兄さんは僕が落ち着くまで側に居てくれて
背中やお腹を撫でてくれた

ようやく腹痛が治まり
またベッドに寝かされる

度重なる体力の消耗が激しく
すぐ瞼が重くなる…

…おやすみ。
たまには休息も必要だよ。

頭を撫でられるとすぐ眠りの淵に落ちていった



祈織、君はまだ子供だよ
もっと大人に頼って良いんだよ

ゆっくり大人になっていけば良いんだよ…


要は眠る祈織の唇に思わずキスをした



またまた意味わかりませんね
駄文ですみません><

その後要がノロになるのは別の話w
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