s h o r t
□日常生活
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バンッ!!!!!
「イールーミー!!!!」
満面の笑みを浮かべ、部屋のドアを豪快に開けこっちへと走ってくる。
ソファで手入れをしていた針をしまいながら彼女に言う。
「..........はぁ。レイ、もっと静かに入って来れない訳?」
「ごめんなさーい。さすがにうるさかったなと思ってる......」
シュンと反省する彼女。
悪い気はしない。
走ってきたせいか頬が紅潮している。
たまらなく愛おしさが込み上げてくる。
柄にもなくイルミは微笑みながら
彼女に手招きをした。
「レイこっちおいで。」