銀魂
□早起きをした朝には
1ページ/1ページ
今日はいつもより寒い朝だった。
『早起きをした朝には』
お陰でこんな朝っぱらから起きちまったぢゃねぇか。
神楽と定春がいるはずなのに、まるで俺しかいないように思わせる静けさだった
。
―新八…早く来ねぇかなぁ―…
ガラガラガラ…
ふとそんなことを思ったとき、玄関が開く音。
「お邪魔しま〜す」
新八!!
でもどうしてこんな朝早くに…?
俺は不思議に思た。
でもそれはすぐに解決した。
「今日は寒いから、銀さん達風邪引かない様にしておかないと」
新八は俺らの事を心配して、いつもより早く来たのだ。
俺はそれを知った瞬間、嬉しいやらなんらやの気持ちで一杯になり、気が付いたら新八のもとへ駆け寄っていた。
「うわっ!銀さんもう起きてたんですか?!珍しいっ今日は雪でも降るんじゃないでしょうね。」
「うるせぇーたまには銀さんだって早起きくらいするんですぅー。」
二人で嫌味っぽく言った後笑った。
あぁ、なんでこんなに愛しいんだ!!
大好きだ!新八!世界で一番愛してるから!
そんなことを口にして新八を抱き締めた。
耳まで赤くなった新八が顔を上げたとき、窓を見て“…雪だ…”と言った。
あーあ本当に降って来やがったよ。
俺が早起きしたからか?
でも、今日は一番に新八に会えて、俺は幸せ。
たまには早起きもいいなって思った。
---
フォルダあさってたら出てきました。
今の時期季節はずれですね^^;
きっと冬に書いたんだろうなぁ…
2008.6.10