銀魂

□早起きをした朝には
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今日はいつもより寒い朝だった。



『早起きをした朝には』



お陰でこんな朝っぱらから起きちまったぢゃねぇか。

神楽と定春がいるはずなのに、まるで俺しかいないように思わせる静けさだった



―新八…早く来ねぇかなぁ―…


ガラガラガラ…

ふとそんなことを思ったとき、玄関が開く音。


「お邪魔しま〜す」


新八!!
でもどうしてこんな朝早くに…?

俺は不思議に思た。
でもそれはすぐに解決した。


「今日は寒いから、銀さん達風邪引かない様にしておかないと」


新八は俺らの事を心配して、いつもより早く来たのだ。
俺はそれを知った瞬間、嬉しいやらなんらやの気持ちで一杯になり、気が付いたら新八のもとへ駆け寄っていた。


「うわっ!銀さんもう起きてたんですか?!珍しいっ今日は雪でも降るんじゃないでしょうね。」
「うるせぇーたまには銀さんだって早起きくらいするんですぅー。」


二人で嫌味っぽく言った後笑った。

あぁ、なんでこんなに愛しいんだ!!
大好きだ!新八!世界で一番愛してるから!

そんなことを口にして新八を抱き締めた。
耳まで赤くなった新八が顔を上げたとき、窓を見て“…雪だ…”と言った。

あーあ本当に降って来やがったよ。

俺が早起きしたからか?

でも、今日は一番に新八に会えて、俺は幸せ。

たまには早起きもいいなって思った。




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フォルダあさってたら出てきました。
今の時期季節はずれですね^^;
きっと冬に書いたんだろうなぁ…





2008.6.10

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