素敵な頂き物小説

□サンタ検事
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「ねぇ御剣、クリスマスだね!」

「うム…」

「…なんでそんなに離れてるんだよ」

「…キミが手にしているその赤い物体に警戒しないわけがなかろう」

「……あぁ、コレ?」

「その意味深な間はやめていただきたいッ!!」

「御剣に似合うと思って買ってきたんだよサンタさんの洋服。大丈夫!ミニじゃなくてちゃんとロングだから」

「そのような問題ではない!!」

「真っ赤なお鼻のトナカイまるほどうが運んできた真っ赤なプレゼント…着ちゃうと良いぜ?ボウヤ」

「成歩堂」

「なぁに?」

「ここに神乃木が居ることが全てを物語っている。いいか?ここは私の執務室であってこのように来客や余計な訪問も多いのだ。そのような場所でそのようなアレを私が着るわけが無かろう!」

「余計な訪問ってボクみたいなののこと?」

「そうであ……局長っ!!!!」

「ふ〜ん…ボク余計なんだ」

「そ、そうではありませんと言おうと思っていたのです!」

「へ〜…」

「(明らかに無理矢理すぎだろ…御剣)」

「……ま、イイカ」

「(良いのかよっ!)」

「クッ!ジジィ…聖なる夜に邪悪なモンはお呼びじゃねえぜ?」

「キミこそ邪念盛りだくさんなんでしょ?神乃木ちゃん」


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