PINK CAT

□操
1ページ/4ページ


キミの手を
空に近く まいあがらせ
解き放つように
ココロ、とばして――





   ―『操』―





「うぅ…ああ……ッ…ヤ……ッッ!!」

「まだ、チョッピリしか入ってナイよ、なるほどちゃん…?」


成歩堂は手錠で両手を拘束され、仰向けに二つ折りされていた。

手首を動かす度にガチャガチャと鳴る鎖。

手錠掛かったままの掌で顔を覆いながら、体内に注がれている不気味な液体を阻止しようと、身体を捻る。

しかし、その両足首は厳徒の脇に挟まれており、いくら攀ったとて上半身のみが動くだけ。

その動作で、あの『所有の証』が果実と共にキラキラ揺れ動く度に、厳徒は嬉しそうに顔を綻ばせていた。


「なるほどちゃんは、まだ痛がり屋さんだから、こんなオマジナイをしなくちゃ遊べナイんだ」

「や…も……やめ…て……」

「ン…まぁ、コレ位かなァ……。後は、栓をしちゃうんだ…こうやって」

「うっ…ふあ―――ッ!」


その『栓』は、球体同士を繋いだシリコン製のもの。

ヌラリとした液体漏れる蕾に、クプリ、クプリと栓が沈む度に成歩堂は息詰まるような声を上げる。


「っう…や――ひッ!…あッ――!!」

「ほらね、痛くナイ…イヤがるなるほどちゃんの雄蕊が可愛く膨らんできてるのは、ナゼ?」

「ふ――ああ…ッッ」

「きっと、ココが覚えてきちゃったから、だね」


その『栓』を根元まで飲み込ませた後、リングの付いた辺りから果実を指先でなぞり上げると、成歩堂は甘い呻きを上げて身体を震わせた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ