PINK CAT
□操
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キミの手を
空に近く まいあがらせ
解き放つように
ココロ、とばして――
―『操』―
「うぅ…ああ……ッ…ヤ……ッッ!!」
「まだ、チョッピリしか入ってナイよ、なるほどちゃん…?」
成歩堂は手錠で両手を拘束され、仰向けに二つ折りされていた。
手首を動かす度にガチャガチャと鳴る鎖。
手錠掛かったままの掌で顔を覆いながら、体内に注がれている不気味な液体を阻止しようと、身体を捻る。
しかし、その両足首は厳徒の脇に挟まれており、いくら攀ったとて上半身のみが動くだけ。
その動作で、あの『所有の証』が果実と共にキラキラ揺れ動く度に、厳徒は嬉しそうに顔を綻ばせていた。
「なるほどちゃんは、まだ痛がり屋さんだから、こんなオマジナイをしなくちゃ遊べナイんだ」
「や…も……やめ…て……」
「ン…まぁ、コレ位かなァ……。後は、栓をしちゃうんだ…こうやって」
「うっ…ふあ―――ッ!」
その『栓』は、球体同士を繋いだシリコン製のもの。
ヌラリとした液体漏れる蕾に、クプリ、クプリと栓が沈む度に成歩堂は息詰まるような声を上げる。
「っう…や――ひッ!…あッ――!!」
「ほらね、痛くナイ…イヤがるなるほどちゃんの雄蕊が可愛く膨らんできてるのは、ナゼ?」
「ふ――ああ…ッッ」
「きっと、ココが覚えてきちゃったから、だね」
その『栓』を根元まで飲み込ませた後、リングの付いた辺りから果実を指先でなぞり上げると、成歩堂は甘い呻きを上げて身体を震わせた。