DRINK-BAR

□明けおめ〜小正月in検事局
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【おしりかじりむし〜♪
おしりかじりむし〜】


「ム!おッ…おおお『おしりかじりむし』……だとッッ!!!」

「顔が『おしりかじりむし』の獅子舞いだ!っていうか獅子じゃなくて虫ーー!!!」

「クッ!『正月は、あの世の旅への一里塚、めでたくも有り、めでたくも無し』となァ……」

「無意味尚且つ不謹慎なコメントは止めて頂きたいッ!!」


――ズチャズチャズズチャチャ♪♪ズチャズチャズズチャチャ…

【おしりかじりむし〜♪
おしりかじりむし〜】


「アワワ!怖いから近寄らないで下さいよ!おしりかじりむし舞いさん!!キャーーー!!!」

「ムぅ……と、取り敢えずだな、獅子に頭を噛まれると様々な厄が払えると言い伝えられているので君も縁起を担ぎ是非……と説明している側から貴様!!何故に突然唐草風呂敷を羽織りつつ更に抱き着くのかッッ!!」

「クッ!『おしりかじりむ獅子〜♪』」

「ぐヌヌ!やはりそちら方面に反応したのかッ!!離せェ!!!」

【アレレ〜?おしりかじりむしはキライかなァ〜♪】

「こっ!紅白にも出なかったし、何か少し僕には違和感あるのでーー!!」

【じゃ、やーめた!!】


――――スポッ!!


「アワワワワ!!予想通りやっぱり局長さんーー!!!!」

「頭だけでも熱いねコレ!!何かサッパリしちゃいましたYO!!!」

「っていうか、その方が獅子舞いっぽいんですがーー!!!」

「でもね!意外に結構未だにコレ気に入ったボクは、おしりかじりむしですYO〜♪♪」

「……え゙。」

「おしりかじって『おしりあ〜〜い』!!!」

「イヤーーーーー!!!!!!!!」

「【おしりかじりむ獅子〜♪おしりかじりむ獅子〜♪ついでに突き刺さ獅子〜♪】クッ!!」

「ヌおおッ!く…来るなァァーーー!!!」



――こうして。

唐草風呂敷を被った『見た目何となく獅子』に局内を散々追い回された二人。

その後……かじられたお尻に泣く成歩堂を、かじられた上に突き刺されたらしい御剣が親御さんの様に必死に宥める姿があり、検事局職員の涙を誘ったという―――。






――そして小正月へ……
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