ヒナの使い魔

□第七章
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 夜。
 双つの月が闇夜の中で不気味に輝いている。

 町は昼間の喧騒が嘘のように、静寂に包まれていた。
 森は昼間の神秘的な雰囲気が一転し、不気味な闇の世界を作り上げている。

 町、森を過ぎたところにあるこのトリステイン魔法学院も、夜の闇に包まれていた。




―――第七章【土くれのフーケ】

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