ヒナの使い魔

□第五章
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 現代日本、いや世界と同じように、トリステイン魔法学院の朝も日が昇ることにより始まる。
 もっとも、日の出の頃に目覚めるものは学院に仕えている平民ぐらいで、貴族らはまだ夢の中であるのだが。
 そんな貴族と平民の生活の違いが見られる中で。



「ふっ――!」



 この世界の象徴とも言える双月の下で、剣を振るう音が聞こえていた…。







――第五章【日常、誘惑】

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