ヒナの使い魔
□第四章
1ページ/12ページ
力が欲しかった。
守るための力が。
自分を使い魔としてこの世界に召喚してくれた主人を。
少し魔法が出来なくて、泣き虫で、意地っ張りで、それ以上に優しくて、美しくて可愛い主人を。
泣かすことのないように、守りたかった。
反則的な人形に殴られながらずっと思っていた。
主人を、マスターを守るための。
――力が欲しいと。
――第四章【ハヤテvsギーシュ後編】
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ