ヒナの使い魔

□第四章
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 力が欲しかった。

 守るための力が。

 自分を使い魔としてこの世界に召喚してくれた主人を。

 少し魔法が出来なくて、泣き虫で、意地っ張りで、それ以上に優しくて、美しくて可愛い主人を。

 泣かすことのないように、守りたかった。

 反則的な人形に殴られながらずっと思っていた。

 主人を、マスターを守るための。



 ――力が欲しいと。



――第四章【ハヤテvsギーシュ後編】

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