自己満妄想 新編

□テレビの君
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テレビをつけると映る君

テレビで君を見ない日なんてない

キラキラしてる世界にいて
俺との過去が嘘のよう

ユチョンと呼ばれて振り向く

yc:チャンミンおかえり
cm:ご飯食べました?
食べてないならこれから
作りますけど
yc:あー…食べてない
ありがとう
cm:わかりました
…テレビ…
yc:…ぁあチャンネル変えるよ
cm:いえ…
yc:俺風呂入ってくるよ

外商系の会社で働くチャンミン
とデザイナーの俺との出会いは
大学の時で1つ歳は違うけど
気が合うから卒業しても
こうしてルームシェアしている

yc:そういえばジュンスが
次の休みにゲームしにくるって
言ってたよ
cm:あーそうみたいですね

こんな感じに毎日を過ごす

yc:おはよーございまーす
ジェジュンこれ、頼まれてたやつ
jj:おーありがとー
はい、新しい仕事
うちで一番大きな仕事だから
yc:えーなんで俺ー?
jj:社長直々にお前にって
言ってきたんだから
真面目に仕事して欲しいんだってさ
yc:えーやだなー
jj:ま、がんばれー
俺も内容知らないから
yc:え、知らないの?
jj:うん、なに?

封筒を開けて中身の書類を見る

"○○ デザイン"

jj:わ!○○ってあの!?!?
わ、写真も入ってるし!
すげーじゃん!!!!
yc:………
jj:お前びっくりしすぎだからw
社長なんで俺に言ってくれ
なかったんだろ〜
あ、打ち合わせ今日の14時から
だから遅れんなよ
yc:え、いきなり!?!?
jj:本人はこねえよ
向こうのスタッフだろうな
まあ、しっかりやれよ
うまくいけば他の芸能人のデザイン
も頼まれるぞ

席について落ち着かせる

改めて書類を見る

yc:○○……

〜10年前〜

js:ユチョン!!!
今日うちのクラスに
転校生が来るらしいよ!
yc:え!まじ?女?
js:女の子っぽい!
yc:でもこんな高校一年の2学期から
来るなんて…変な感じだな
js:言われてみればそうだね
先生:おーい、席に着けー
今日からうちのクラスに
転校生が来る、入れー

ドキドキして入り口を見る

男子がざわつくぐらい
かわいい子が入ってきた

先生:じゃあ自己紹介して
:ソンです。よろしくお願いします。
男子:下の名前はー?
:○○です…
先生:ソンは家庭の事情で
ここに来ることになった
みんな仲良くしてくれ
じゃあ、席は…ユチョンの隣だな
あの空いてる席に座ってくれ

俺の隣にきた

:よろしくお願いします
yc:うん、俺ユチョン
よろしくね
:うん

あまり喋らない子だった

yc:家どの辺なの?

聞くと方向が一緒だったから
一緒に帰ろうと誘うと意外にも
OKだった

それから委員会とかない限り
一緒に帰るようになった

クラスに打ち解けてきたし
かわいいからもちろん好きに
なるやつもいて告白してたけど
断られてた

yc:あいつに告白されたんだって?
:情報早いね
yc:そりゃもちろん。で、答えは?
:知ってるでしょ?
yc:ほんとかなーって思って
あいついいやつだし
:いいやつなのは知ってるけど
好きな人と付き合わなきゃ
意味がないよ
yc:好きな人いるの?
:いてもあんたに関係ないでしょ
yc:関係あるよ
:…え?
女子:ユチョーン!今日何してんの?
ちょっと付き合って欲しいところ
あるんだけどいい?
yc:え…あーいいよ

それから彼女の好きな人が
誰なのか気になって仕方なくて
自分も彼女のことが好きなんだと
思うようになった

高校2年になってクラスが離れた

一緒に帰ることもなくなって
廊下であったら挨拶するくらいで
遊びに誘えばよかったのに
何してたんだろうなって思う

夏休みに入る前の日帰ろうと
下駄箱に行ったら彼女が1人でいた

yc:○○…
:ユチョン…今帰り?
yc:うん、1人?一緒に帰らない?
:うん、久しぶりに帰ろう

ドキドキしながら帰る

他愛ない話をしてたら
あっという間に別れるときになる

yc:あのさ…よかったら
今度の花火大会一緒に行かない?
:え…うん…行きたい

そしてその花火大会で告白した

答えはまさかのOKだった
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