自己満妄想 長編
□エレベーター
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:あ、すいません
駆け込んだ自分の家の
マンションのエレベーター
で出会った人
?:いいですよ
すっごいかっこいい
その言葉しか浮かばなくて
一目惚れしてしまった
こんな人うちのマンションに
いたかな?なんて思ってると
自分の下の階で降りて行った
ぽーっとしながら家に帰る
ご飯を食べるときにも考える
:はぁ…
何ため息ついてんだ
と言ってきたのは兄のユノ
yh:幸せ逃げるぞ〜〜〜
:はいはい
yh:なぁ、今日さ〜
兄となかなか顔を合わす
ことがないからって家
にいるときはかなり
話しかけてくる、それに…
yh:彼氏は出来てないだろうな?
はい、出ましたこのセリフ
会うたびに言われるし
出来たら必ず会わせろ
なんて言うから会わせたら
どうなるか分からないし
怖くて聞けない
そんな兄を持ったものだから
好きな人が出来ただけでも
隠さなきゃならない
だから今日は
一目惚れしたなんて
絶対言えない
それから数日後…
帰ってきてエレベーター
に乗ると誰か乗ってきた
すいません…
申し訳なさそうに
乗ってきたのは一目惚れ
をした彼だった