自己満妄想 長編

□涙が止まらない
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かーなり暗いっす。


2009年夏。

僕たち5人の家から3人分の
荷物と家具が全部なくなった

残ったのは僕とユノひょん
の荷物と家具…

最後の5人での食事は夏
にも関わらずチゲ鍋だった

jj:ほら、出来たよ(^^)

ジェジュンの笑顔も無理矢理
作ったもので心が痛くなる

yh:うん、やっぱり1番うまい
yc:そうだね〜
js:チャンミンもうおかわり
してるし!うきゃんw
cm:……。

みんな話を繋げようと
必死になってる

"おいしいです"
"また夜食に作って下さい"

いろんな言葉が思いつくけど
発言をすると涙が
止まらなくなる気がする
からただただ食べること
しかできなかった

ぐつぐつ…

とうとう鍋が煮ている音
しか聞こえなくなった

jj:…誰かなんか喋ろうよ
yh:……ごめんトイレ

ほんとはトイレなんか
行くことないのに

なにかを察したのかユチョン
が話し出した

yc:…喋りたいけど話し出すと
涙が…止まら…ない…んだ…
もっ…と5人で…一緒にいたい
いい出したのは…俺らだし…
すぐに戻ることが…できない
ってわかってる…
でも……でもね…
js:…ぐずっ。
jj:2人とも泣くなよ…
鍋がしょっぱくなるだろ?
yc:ジェジュンも泣いてんじゃん
チャンミン…ほんとごめんね

ユチョンと目も合わせる
ことができなかった

最後だから泣きたくないし
謝らないで欲しかった

yh:ごめんごめん。

そういいながら戻ってきた
ユノの目は真っ赤だった

jj:ユノ…離れ離れになっても
ユンジェは最強だよな!?
空港でお揃いの物をつけて
ファンを驚かせようぜ
yh:ぁあ。そうしよう(^^)
yc:…ユノもチャンミンも
俺らのせいでこれから先
辛いことがあると思う
俺らのこと恨んでも構わない
でもね…嫌いに…ならないで…
yh:嫌いになんて…なる
わけないだろ…バカなことを
言うな…
js:ユノ…チャンミン…
ずっと大好きだよ…ごめんね
jj:うん、俺も好きだよ
yc:離れ離れでも愛してる

ヒョンたちの目から涙が
止まらない

綺麗な涙

cm:ごちそうさまでした

僕はたまらなくなって
食器を片付ける

キッチンから見えるのは
大好きなヒョンたち

でも明日からはこの景色は
見れなくて…手元の食器で
さえも段々ぼやけて見えては
僕の頬に一筋の涙が流れた

cm:ぅう…

その場で泣くことしか
できなかった…
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