頂き物

□夢と過去
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チラリチラリと雪が降る





雪は未知への





旅路





ある日、銀時は依頼を終え、雪道の中万事屋を目指していた。
そんなときだった。
足を滑らせて転んだのは。
また運が悪くかなりの急な坂だったので、転げ落ちるように転がっていった。
そんななか、銀時は気を失ったのだった。




目が覚めると、洞窟の中にいる。
一瞬戸惑った。
何せ転げ落ちたのだから。
現状を確認するために辺りを見渡すと、洞窟の入り口だろうか、暖かい灯りの射し込んでいる場所がある。
だが
外に出ると呆気にとられた。
自分が歩いていたときは雪が降っていた筈だ。
だが今目の前に広がる景色は雪景色ではない。
辺りの木々の葉は紅く染まっている。

「はぁ!?」




それからが大変だった。
とりあえず移動してみたのはいいが、どこにいるのか分からなくなった。
そんなときだった。
一軒の家が見えたのは。
そこにはじゃれあっている子供たちと、それを優しそうに見ている男が…。

「………えっ」
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