ヒーローズバトル
□5月19日
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「おはようございまーーーす!第二試合を開始しますので、CチームとDチームのみなさんは部屋から出てきてくださーい!」
メルトの軽快な声に起こされ、Cチーム、Dチームは大広間に出た。
メルトは昨日と同様、ルールを説明した。
「それでは始めましょうか!」
メルトの掛け声でバトルが始まった
「あー、相手龍じゃん。おれやんねーよ。あと確かめたいことがあるんだよなー。隆太!任せた。」
始まった瞬間泉田はそう言って消えた。
「えー!?そんなの無理にきまってるよね…?勇気…俺のことどうでもいいんだ…」
林は大広間の端っこでいじけ出した。
「い、生田君…相手も戦う気ないと思うしさ、全員あの変な黒い部屋、入らんでいい方法思いついてんけど…」
徳原 風馬、彼は学校一絵が上手い。美術の成績は常に5。性格も優しく、落ち着いた少年だ。背が高い。
「あのな…………」
徳原が生田に何かを話した。
「んー…それって風馬くん大丈夫?…まぁ信じるわ!やってみよう!」
生田は手を振りかざし、林たちをデータ化した。
「ふむ!では勝負ありですね!ではそのUSBをこちらに…」
メルトがいい終わる前に、生田が徳原に、USBを渡した。
そして、徳原は自分の服のボタンを開け、鎖骨あたりにUSBを押し付けた。
USBが瞬く間に、徳原に描かれた「絵」になった。
「僕は、二次元と三次元を混ぜれんねん。だからUSBを、僕の体に絵として入れた。もうとれへんで?」
徳原が、微笑む
「はぁ、やられましたねぇ。それじゃあ絶対に、3人を【ヘルゾーン】に連れて行けない…まぁいいでしょう。」
メルトが苦笑いした