短編小説

□あなただけをずっと見ていたい…
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ー7時半
警察が和也の家の前に止まる。

佳「あれ、和也君の友達かな?…あの服装…警察…?…なん…で…」

佳音は前にほかの人のストーキングをしていた時に注意を受けた人と似ている人を見て警察なんかじゃないかと疑い、和也の家から少し離れて、あらかじめ、仕掛けてあった盗聴器で和也の家の様子をうかがう。

ー和也の家

ピンポーン

和也の家のチャイムが鳴り響く。

和也は来客者が誰なのかを確認してから扉を開ける。

和「どうも。いつもすみません…」

警「こんばんは。大丈夫ですよ。例の方は?」

和「まだなんです。刑事さん、家の周りに誰かいませんでしたか?」

警「それが、人影一つなかったんですよ。」

和「そうですか…」

警「大丈夫ですよ。あなたは私たちが責任を持ってお守りいたしますので。」

和「ありがとうございます。お願いします。」

ー和也の家の前

佳「やっぱり…警察…ひどい…ひどいよ…」

佳音は警察が出てくる前に和也の家から遠くへと逃げた。

ー8時

警「時間になりましたね」

和「はい」

警「さて、いつ来てもいいように準備しておきますね」

和「お願いします。」

それから一時間待っていても佳音が来ることはなかった。

警「来ませんね。家の周りを見てきます。」

和「はい。お願いします。」

その後、警察は家の周りを見てみるも誰もいなかったそうだ。
警察は和也の家に戻り、「何かありましたらまたご連絡ください」といい、署に戻ったそうだ。

その後一年経った今でも佳音が和也の下に現れることはなかった。

もし、あなたの周りで、無言電話などの嫌がらせがあったときは、佳音が近くにいるのかもしれませんね…。

〜END〜
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