DIABOLIKLOVERS 長編

□四章
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「ふぅ......」



キッチンでティーセットを片付ける

さっきレイジに頼まれた(命令された)のだ





「これ......割ったらやばいよね.......」





かなり神経を使う作業だ






と、そのときドンッと誰かに突進された




「ぎゃーーーー!!!!」





危うくティーカップを割りそうになる
が、間一髪セーフ





「リン.....うるさいですよ....」







「っ.......カナト.......!」




振り向くとそこにはテディを抱いてさらに私のお腹の辺りに腕をまわしているカナトの姿が







「ちょっと......危ないから.....」






「だって、美味しそうな匂いがしたんです.......ね?テディ?」






血か......
みんながガブガブ噛むから!!!






「わかった、後で!ね?」






「いやですよ.....今、欲しいんです」





そういってグッと私の腕をつかんで自分の方へ下げた

と、同時に綺麗な装飾のティーカップが地面に叩きつけられた





「あぁっっっ!?!?!?」






やってしまった

そう思った次の瞬間には首筋に痛みが走っていた




「っ.......この.......カナト.......ッ!!」







いつの間にかレイジに貰ったチョーカーは床に落ちていた






「チョーカー......意味ないじゃんか......」






と、そこにコツコツと言う足音が .....
だんだん近づいてくる







もうこれはレイジにお仕置きされる覚悟だ






足音が止まると同時にドアが開いた











2Pに続く
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