飛べない烏は夢を見る

□新マネージャー
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 練習が終わると片付けと掃除に


 私と潔子先輩はやっちゃんに掃除用具の場所、ネットやボールの仕舞い方を教えながらやりました!



 片付くと


 「えー明日ですが、急遽扇西高校から練習試合の申し入れがありましたのでお受けしました。IH予選を見て是非との事でした」


 先生の話に喜ぶ皆


 IH予選を見て………か

 しばらくは練習試合に困らなさそうだね!



 「……青城に負けた悔しさも苦さも忘れるな。でも¨負ける感覚¨だけは要らねえ、とっとと払拭して来い!」


 全員「オオオオ!!!」






 今日は練習が長引いたから着替えてそのまま解散、という流れに


 私は田中とノヤっさん3人で部室に鞄を取りに行き、その後体育館を通るとやっちゃんが潔子先輩を待っているところだった


 「ヘイ!1年ガールヘイ!!」

 「君、是非烏野バレー部に入ってくれたまえよ」


 田中とノヤっさんがやっちゃんを勧誘


 田中はともかく、ノヤっさんやっちゃんのこと気に入っ……


 「君が居ると潔子さんがよくしゃべる」

 「かなもな!!」

 『えええっ!!?』


 くだらない理由!!……でもちょっとホッとしたなぁ


 「そんな勧誘があるかバカ!」


 大地さんが二人を叱った……まあそうだよね


 「ゴメンねぇバカでねぇ、全く」

 「い、いえ……その……嬉しいです」

 「?」


 「私自分から進んで何かやったりとか、逆に何かに必要とされたりすることって無かったので……劇とかやっても絶対¨その他大勢¨の一人なんです。村人Bとか木とか」


 「「(木!!)」」


 「だからバレーの経験も知識もない¨村人B¨の私を清水先輩が誘ってくれて、凄く嬉しかったです……でもやっぱり私ではお役に……」


 「わかるぜその気持ち……俺も潔子さんに¨君からお金騙しとるから着いてきて¨って言われても付いていく」


 それは……なんか違くない?


 「漢らしいぜ、龍!!!」



 ムスッ


 『…ノヤっさんは……やっぱり潔子先輩が好き?』

 「かな……っ」

 『私先に帰るね』

 「じゃあ俺も帰るっ」

 『一人で帰りたい気分!!』

 「家の方向一緒だろ!!」





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