飛べない烏は夢を見る
□春高、そして東京へ
1ページ/3ページ
今日はIH予選三日目……
皆きっと悔しい気持ちいっぱいで授業を受けてる
私の近くの席のノヤっさんも悔しい顔……してる
数十分して授業終了を告げるチャイムが鳴り、皆購買に行ったり友達とお弁当を広げたり……昼休みです
私は田中の組、1組に2年バレー部集合してお話中。2年メンバーでね
「大地さんは春高に行くって言った」
「春高…1次予選は8月だっけか…」
「俺達でもう一回行くって言った……敗戦に浸ってる余裕ねえよ、俺は」
「……ホント西谷と浅川、昨日付き合い出してから見せつけてくれるよな……」
「うんうん、自分の膝に座らせるとか……ラブラブだな」
『ちょっとちょっと!シリアスで始まったじゃん!そんなこと言わないで縁下くん木下くん!!シリアス壊れたよ今の発言で!!!』
ぎゅっ
「かなーっ」
『どうしたのー?』
「今日もすっげー可愛いな!」
『……ノヤっさんもカッコいいよ!』
4人「バカップルか……」
……こんなやり取りをするせいか学校来たときクラスの皆にからかわれたのは言うまでもありません←
.