飛べない烏は夢を見る

□勝敗と通じ合う気持ち
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 あれから出てきた皆と合流すると私はノヤっさんに呼ばれ、近くの公園なうです



 『……えっとノヤっさん、IHお疲れ様。すっごくかっこよかったよ!』

 「ありがとな、なぁ………かな」

 『うん?』

 「ホントはIHで優勝したら言うって決めてた。青城に負けちまったけど………今言うな。かな好きだ!!」

 『ふぇあいっ!!?……ノヤっさん潔子先輩が好きなんじゃ!?』


 「……潔子さんは憧れっていうか……好きだって思えるのはかなだ!部活謹慎になってそれが解けて久々に戻ってきたらすっげー可愛いくなっててよ!そんな俺の気を知らずよく抱き付いてくるし可愛いしよー……他の奴に笑いかけてるとこみたらイライラする。俺の隣で笑ってくれるかなが好きだ!!」


 『えっえええっと……!』

 「かなは?」

 『……すっ、好きだよ!大好き!!』



 そう私が真っ赤になりながら返事するとノヤっさんは手首を引き寄せて、気が付くと私はノヤっさんの腕の中



 ………うん?腕の中!?うわ恥ずかしい!



 「OKって取っていいよな?」

 『………うん』

 「二人きりのときは夕って呼んでくれよ?」

 『えっ、恥ずかしい!』

 「呼んでくれねーと反応しねーよ?」

 『えっノヤっさ………んっ!?』

 「名前で……な?」


 耳に息吹きかけられたからか変な声出た!!


 『ゆっゆっゆゆゆゆ…………夕……くん!?』

 「ははっ可愛いな!」

 『もう……恥ずかしいって!ノヤっ……………夕くん……!』

 「(可愛い……)よし、そろそろ皆のとこに戻るか!」

 『……そっそうだね!』






 『たっ、ただ今戻りました〜』

 「遅れてすいません!」


 さっきのやり取りのあと烏野の皆の所へと戻ってきた私とノヤっさん


 「おー………って、お前ら顔赤いけどどうした?」


 コーチの言葉、その言葉から皆の視線が集まり……


 ノヤっさんと私は意を決して目を見合せ言った


 『「……彼氏/彼女になりました……!」』



 ………恥ずかしっ……!



 「お前らやっとくっついたか!!」

 「長かったなあ……!」

 「やっと言えたな!ノヤっさん!!」

 『ええっ、大地さん菅原さん田中!!?』


 意を決して言ったけどそんな驚かれずに………こんな感じで終わった


 そして


 「これから俺こーやって………」

 『うん?』



 ギュッ


 「我慢せずにかなによく抱き付くつもりだから慣れてくれよ!皆もな!」

 『えっ……へっ………!?』

 
 全員「(バカップル……!)」




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