飛べない烏は夢を見る
□目の前の球が全部
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TO終了の笛が鳴り、試合が再開
「流れはこっちだ！行け田中ー！！」
「「「ナイッサァーーッ」」」
「っしゃあああ！行くぜええ！！」
ドッ
「「！」」
田中のサーブは少しネットを擦ったけど、なんとか入り青城のレシーブを乱した
スパイクはブロック３枚で阻止
「チャアアンスボォォル！！！」
ノヤっさんが拾うと日向くんは移動攻撃の体勢に入り
ドパンッ！
移動攻撃のスパイクはリベロに拾われてそのまま烏野に返ってくる
「もう一回！！」
そう叫んで日向くんはまた走り出す
ドドウッとスパイクすると今度は綺麗に拾われらっきょくんのスパイク
それに反応してレフトに戻る
日向くん速い……！
バチッ！
「ナイスワンタッチ！！」
スパッ
「もう、いっかぁああい！！」
さっきのように叫んで跳ぶ日向くん
でも
「ふんぐっ………！！？」
カクンッと落ちる日向くん
落ちてもすぐに踏み直し……
「！！(日向のジャンプ力落ちてる……！タイミング間に合わない！！！)」
コッ………
フェイントを打ち、青城のコートにボールが落ちた
日向くんは着地するとバランスを崩し、ズベーッと床を引きずりながら倒れすぐに起き上がった
得点は烏野25点、青城24点……
逆転したよ！！！
「翔陽ーッ」
「うおおい！今のは日向に救われたなオイ！」
影山くんの肩を叩きながら田中が言った
「日向ナイスーッ」
今度は烏野が王手……！
「田中も一本ナイッサ！」
ボールは綺麗に返り、上手くブロックできずに青城に点が入り同点になった
そして、及川さんのサーブの番がきた……！
強烈なサーブ……行き先は……
「西谷ァア」
ダァンッ！
ノヤっさんを通りすぎてコート外に
「ナイスジャッジ、西谷」
「っス」
会場は、及川さんがサーブをミスったことに皆驚いていた
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