飛べない烏は夢を見る
□王様と大王様
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タイムアウト後の試合は青城が9点10点と点を取って行った
『点差が開いてく……』
「喰らいついて行けよ……!」
「畏縮すんなよ〜?」
私たちが心配する中、田中が元気な掛け声でスパイクし決まり、次は日向くんが前衛のターンに
『田中ナイスーー!!』
「あのボーズの兄ちゃんが居れば畏縮なんかしねーか」
「しねーな!」
そしてまた及川さんが違う顔付きになった……ような気がする
「トスくれーっ」
そう日向くんが叫ぶと青城の前衛の人が何かを察し
日向くんのスパイクはブロックは免れたけど上手く決まらずに青城にボールが落ちた
……もしかして勘づかれた?
影山くんのサーブで青城を少し乱したけどラストに及川さんが返し、影山くんの所に返り……影山くんがトス出来なくなり大地さんが田中に上げスパイクしたけどブロックに止められてしまった
青城は及川さんのサーブのターンに
これはやばい……!
「いつも威勢の良いムードメーカーが大人しくなったときの空気の重さったらないよねぇ……」
そう呟き及川さんがサーブで狙ったのは………
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