飛べない烏は夢を見る
□鉄壁の壁
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ノヤッさんの言葉にしばらく固まってしまったけど、試合開始の挨拶が響き渡り我に帰った
試合は伊達工のサーブで始まり、大地さんのレシーブで影山くんにボールが行き日向くんがスパイク
点は入ったけど上手く決まらなかった
その後旭さん田中日向くんがスパイクしていったけどことごとく伊達工のブロックが邪魔して決まらず床に落ちるというのが続いた
所々伊達工がタッチネットしたお陰で全く点が入ってないってことはないけど
しばらくそんな攻防が続き、得点は烏野が３伊達工が２
その状況で遠くからだから会話は聞こえないけど影山くんが日向くんに真剣な眼差しで話しているのが見えた
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私が思った通り、影山くんは変人速攻のトスを上げ日向くんがスパイクを決めた
伊達工は成す術もなく烏野に点が入った
二人の速攻に伊達工の人たちも観客席で試合を見ている人たちも皆ビックリしていた
試合はお互い取ったり取られたりの繰り返し
間に変人速攻を入れて翻弄させ、烏野が８伊達工が６になると伊達工の監督がタイムアウトをした
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