飛べない烏は夢を見る
□古兵、烏野の復活だ
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第一試合開始25分前になり、皆は体育館に
試合のコート外にはマネージャー1人しかダメってきまりがあるから私は烏野の横断幕がはってある、皆のすぐ近くで応援のスタンバイです
皆がんばれーー!!
「らっきょヘッド!!」
『えっ、あ!ホントだ!』
下から日向くんがそう呼び掛け、私も気が付く
青葉城西の人たちだ……!
「かなちゃん!!」
『……ゲッ、クソ川さん……』
苦手なんだよなこの人…
「大王様っ……!」
「トビオちゃんチビちゃん、元気に変人コンビやってるー?」
ピースサインしながら二人に話しかけた
「……ていうかかなちゃん、ゲッて言った?クソ川って言った!?」
『はい』
「そんなハッキリ!!…………あれっ、リベロが居るねえ」
「なんかでかい奴も増えてんな……」
『烏野の守護神ことノヤッさんと、エースの旭さんです。以後お見知りおきを』
「へーえ……」
******
あれからウォームアップの時間が過ぎ、試合開始の4分前になり整列の合図が鳴り試合がスタートした
「ねえねえかなちゃん」
『……ッチ………何ですか……?』
「岩ちゃん!今かなちゃんが舌打ちしたぁあああ!!」
「知らねーよ」
『クソ川さんうるさいうざい!試合始まったんだから静かにしろしてください……!』
そう言うと大人しくなり、岩泉さんに泣き付いた
……さておき、相手チームからのサーブで始まり一番最初のスパイクは田中が決めた
大地さんがナイス、良い出だし!と声をかけてたけどノヤッさんと田中が叫ぶからかき消され、あんまりうるさいから審判の人に注意されていた
その後は旭さん、日向くんが決め……
日向くんを見た観客の殆どの人があり得ない、という表情になった
――見よ古兵、烏野の復活だ――
――――――
to be continued