飛べない烏は夢を見る
□合宿スタート！
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いつも通り体育館での放課後練習が終わり……
合宿所へと私たちはやってきた
日向くんははじめて来たって言ってはしゃいでいた
そのテンションのまま中に入るや否や、修学旅行ではしゃぐ小学生みたいに合宿所内を走り回っていた
山口くんは何か出そうとか言ってたけどなんもいないから！！
しばらくして
「お前ちょっと落ち着け」
「だって！合宿ってはじめてだし！！」
「１日中むさ苦しい連中と顔つき合わして何が楽しいのさ」
「「おい月島てめえ半径500m以内に潔子さんがいる空間はむさ苦しくねえんだよ！！」」
月島くんの発言に腹を立てたノヤッさんと田中
『ていうか女子なら私もいるよ！！』
「お前がいてもあんまりかわんねえよ！」
『何だと田中！！…ノヤッさーん！田中が酷い！抱きしめさせて！！』
「おう！……俺は潔子さんじゃなくてもかながいたら癒しになるぜ！」
『ノヤッさぁーん！男前！優しい！大好き！！』
ぎゅううっと抱きつきながら叫んだ
しばらくすると菅原さんが来て
「清水は家近いから用事終わったら帰っちゃうよ」
いつもそうじゃん、と言うとそそくさと行ってしまった
ああ、二人とも床に突っ伏しちゃった
「かな……」
『どうしたのノヤッさん？』
「抱きしめさせてくれ！！」
『いいよ！……よしよし』
あ、なんか月島くんに冷ややかな視線送られた気がするけどうん、気にしない!!
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