飛べない烏は夢を見る

□待ってます
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 「…俺に譲るとかじゃないですよね」

 「…………」

 「菅原さんが退いて俺が繰り上げ…みたいの
 ゴメンですよ」


 菅原さんは影山くんが入って来て正セッター争いしてやるって思う反面どっかで…ホッとしてた気がする


 セッターはチームの攻撃の¨軸¨

 一番頑丈でなくてはいけない


 でも自分はトスを上げることにビビってた

 自分のトスでまたスパイカーが何度もブロックに捕まるのが怖くて

 圧倒的な実力の影山の影に隠れて

 安心していたんだ……


 スパイクがブロックに捕まる瞬間考えると今も怖い


 でも


 「もう一回俺にトス上げさせてくれ、旭」


 下を向いていた顔を旭さんに向けて菅原さんは言った


 「…だから俺はこっちに入るよ影山。負けないからな」

 「俺もっス」


 菅原さんは町内会の人たち側のコートに行きノヤッさんと声を掛け合っていた


 ノヤッさんは旭さんの顔をチラッと見ると自分ポジションへと行った



 さあ、烏野対烏野町内会+旭さん菅原さんノヤッさんの試合開始です!!












――――――
 to be continued
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