飛べない烏は夢を見る
□帰ってきた守護神
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春になって、私は烏野高校2年生になった
新しい1年生の部員も増えて賑やかになって
昨日は青葉城西と練習試合もした
そして今日は―――――
『ねえ田中ー』
「なんだ?」
終礼が終わり体育館に向かっているところである
『ノヤッさん!確か今日から学校来れるようになったよね!部活来るかな!!』
「来るだろ!早く行こーぜ!」
『だよね!いこいこ早く行こう!!……あ!!』
校舎と体育館を繋ぐ渡り廊下を走り、体育館へ行くと懐かしい友人の姿が
『ノヤッさぁーーん!!』
「ノヤぁーー!!」
「おーっ!かなー!龍ー!」
ノヤッさんの元へと駆け寄る私と田中
『ノヤッさん!めっちゃ会いたかった!大好きだぁああ!!』
「お、おう……!」
ガシッと効果音が付きそうな勢いで抱き付いてしまったけど頭ぽんぽんしてくれた!
ノヤッさんいけめん!!
「「西谷!!」」
「チワース!!」
お、大地さんと菅原さんも来た!
「あ!日向影山!
2年の西谷だよ」
「「あっチワース!!」」
「おース」
「お…お…」
『どうしたの日向くん?』
「おれより………小さい………!!?」
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