夢の扉
□第一話
3ページ/4ページ
「そういえば今日は新しい入居者が来るそうだな。」
「はい。確か午前中にはいらっしゃると猫月さんが言っておられました。」
「そうか。」
「どんな子なんだろーね♪面白い子だといいよね☆」
「君には“百目”としての能力が有るのだろう。見たほうが早いんじゃないのか?」
「えー♪」
「でも確かに気になるわね…ハァハァどんな子なのかしら♡」
「野ばら姐さんメガネ曇ってるから、後、鼻血。」
各々が色々なことを考えていた丁度その時ラウンジの扉が開いた。
「失礼します。」
そこにいたのは、黒髪の女性と藍色の髪の少女だ。
「もしかして、君達が新しい入居者さんかなぁー?」
「はい。本日付けで妖館でSS として働くことになりました千堂 翠と申します。以後お見知りおきを。」
黒い髪の女性は深々とお辞儀をした。
「…新しく住むことになりました、」