ロング小説

□氷と炎と水
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今日もフェアリーテイルは賑やか。だが、一つだけ違うところがある。グレイとジュビアだ。二人はお互い顔を会わせようとしない。どちらも避けてる。
そんな様子をナツはイライラしながら見ていた。
「あー!クソッ!」
ついに見てられなくなり、ナツは外へ出てしまった。
グレイがジュビアに何て言ったのかは分からない。だが、泣かせたのなら謝るのが筋というものだ。なんのために自分は身を引いたのだ!そんなことを思ってナツがたどり着いた場所は、昔よくグレイと喧嘩した河原だった。ナツはドカッと腰を下ろす。ここなら誰も来ない。しばらく一人で冷静になれる。


一方グレイもイライラしていた。その理由は、先日見てしまったのだ。雨の中、抱き締めあうナツとジュビアを。自分の言った言葉でジュビアを傷つけてしまった。だから謝ろうと思ってあとを追いかけたらその光景だ。
分かっている・・・。自分は妬いてるんだと。だが素直になれない。
そんなグレイが向かったのは昔よくナツと喧嘩した河原だった。ここなら誰も来ない。しばらく一人で冷静になれる。


「グレイ?」
「ナツ?」
タイミング悪く、会ってしまった。
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