ロング小説

□氷と炎と水
3ページ/5ページ

「汽車にはもう二度と乗りたくない・・・」
いつもながら激しい乗り物酔いをしてしまいフラフラ歩いている。
「ナツさん、大丈夫ですか?」
ハッピー、ルーシィ、グレイにとってはいつものことだが、ジュビアにとっては慣れないことなのでみんな以上にナツのことを心配している。
「大丈夫よ、いつものことだから」
ルーシィが明るく言った。みんなも頷く。ナツも弱々しく大丈夫だと言う。
みんなが言った通り数分後にはナツはすっかり元気になって腹減ったとか言い出した。ジュビアはホッとする。
「だから言ったろ。心配しなくても大丈夫だって」
グレイが半ば呆れて言った。
「ジュビア、心配かけたな!」
ナツがジュビアに笑顔で言った。
「いえ、元気になって良かったです。安心しました」
ジュビアも微笑んで言う。その笑顔を見てナツの顔がほんのり赤くなる。
そのやり取りを見てグレイは不機嫌そうな顔をする。
「グレイ、顔」
「あ?」
グレイは顔がすごいことになっていたらしくルーシィに注意を受ける。
「ヤキモチ妬くのは分かるけど顔に出すのやめなさいよ」
「べ、別にヤキモチなんか焼いちゃいねぇよ!」
と言いながらグレイの顔は赤い。素直じゃないなぁとルーシィは思う。
とは言ったものの先程からルーシィもナツとジュビアが仲良くしてるのを見て妬いてたりする。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ