ロング小説

□氷と炎と水
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翌日の待ち合わせ場所。
「ったく!男子組は何やってんのかしら。もう時間ギリギリじゃない」
「そうですね・・・もう汽車発車しますよ」
ジュビアが時計を見て言った。その時、前方から全力で走ってくる二人と一匹。一匹の方は飛んでいる。
「遅ーい!!何やってたのよ!?」
ルーシィが聞くと肩で息をしながらグレイが答える。
「こいつが、町中で喧嘩やってたんだよ。んで、止めるつもりが混ざっちまって・・・」
まぁ、そんなことだろうとは思っていた。
「だってよ!いきなり肩ぶつかったとか因縁つけられたんだぞ。喧嘩売られたのはこっちだっての!」
「だからって喧嘩を買うな!!」
ナツとルーシィは言い合いになった。それを見てグレイとジュビアはやれやれという感じだ。グレイは遅れてきたことを完全に忘れている。
「あ、あの!」
ジュビアがナツとルーシィに声をかける。
「汽車行っちゃいますよ」
汽車を見るとすでに汽笛をあげている。
「「「「あーー!!」」」」
五人は急いで汽車に乗り込む。なんとかギリギリ間に合った。
「ふぅ・・・間に合った」
「まったくもう!次から気を付けてよね。今回はエルザがいないから良かったもののもしエルザがいたらどうなってたか」
その言葉でナツとグレイは血の気が引くのを感じた。
その後はなんとか無事に目的地にたどり着くことができた。ナツの乗り物酔いを除いて。
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