神楽坂高校生徒会!

□第1話
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.愛歌「風漣!!」

中に入ると数人の男が、1つの扇を縄で縛りつけていた。

愛歌「あんた達誰?その扇をどうするつもり?」

男1「お前こそ誰だ?この扇は、もともと我が一族の由緒正しき扇だぞ!!」

愛歌「由緒正しい大切なものを、あんた達のとこは縄でしばりつけるんだ?言ってることとやってることが、矛盾してるんじゃない?それと、これ軽々しく言っちゃだめなんろうけど・・・。あんた達みたいに頭固い連中には、言わないと分かんないだろうし」

男2「ごちゃごちゃ言ってないで、答えろ!!」

愛歌「私はね、姫みたいだよ?それ以外のことは知らないけどね?そっちの質問には、答えたんだから今度は私のお願い聞いてね?その扇、『風漣』を私に譲ってくれない?」

男3「なっ!?姫だと!?それに、何故扇の話を知っている?」

愛歌「そんなの、風漣が教えてくれたからに決まってるでしょ?」

男4「扇が話すわけないだろ?」

愛歌「あんた達、風漣の声聞こえないの?」

男1「おい!!そんな女に構ってる暇ねぇだろ!?ささっと、行くぞ!!」

そういうと男は、扇を引きずりだした。

愛歌「あんた、何してるの!?」

男1「あぁ?何って?見てわかんねぇか?引きずってんだよ。これ、見た目のわりに重いからな」

愛歌「だからって、引きずっていい理由にはなんないでしょ!?」

風漣《ひ...ひめ?我は、大丈夫だ。だから、姫は、今すぐここからはな...れろ....》

愛歌「私は、大丈夫!それより、風漣の方が苦しそう.......。」

男1「何を、ぶつぶつ言っている!?それより、こいつ重いなぁ。メンドクセェ」

男は、そう言うと風連を蹴り飛ばした。

風漣《ぐっ.....!》

愛歌「風漣!!あんた、今何したの?」

男1「あぁ?扇を蹴っ飛ばしただけだが?」

愛歌「ふざけんなっっ!!」
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