みんなと一緒に過ごした一年間
□第12Q 買ってきて♡
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海常との練習試合が終わり、学校では授業が始まっていた。
授業中に居眠りをしていた火神は、どんな夢を見ていたか分からないが、巡回していた教師の頭をつかんでいた。
いつものごとく、黒子はスルーされたが…。
凛歌「おはよう、大我君。眠いのは、分かるけど授業中に寝るのはダメだよ?」
黒子「凛歌さんの言う通りですよ。火神君」
火神「オマエも、寝てただろーが!!」
そんな風に1年トリオが話している時、他の2年生達も眠そうに、授業を受けていた。
そんな部員を見たリコは、体力UPとバスケ部の練習メニューなどが書かれているノートに書いた。
リコ「…あ、そーいえば、アレ、今日ね。……じゃあ…」
凛歌「(リコ先輩から、メール?えーっと、「1年生全員、昼休みに2年校舎に集合♡」?何か、あるのかな?)」
昼休み 2年校舎
リコ「ちょっと、パン買ってきて♡」
火神「は?パン?」
日向「実は、誠凛高校の売店では毎月27日だけ、数量限定で特別なパンが売られるんだ。
それを食べれば、恋愛でも部活でも必勝を約束される(という噂の)幻のパン。
イベリコ豚カツサンドパン、三大珍味(キャビア・フォアグラ・トリュフ)のせ!!2800円!!」
凛歌「た、高いし、それにやりすぎて逆に品がないよ!」
日向「海常にも勝ったし、練習も好調。
ついでに、幻のパンもゲットして弾みをつけるぞ!ってワケだ!」
リコ「けど、狙ってるのは私達だけじゃないわ。いつもより、ちょっとだけ混むのよ」