みんなと一緒に過ごした一年間
□第10Q 「人事を尽くして天命を待つ」
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誠凛 海常
100 98
練習試合は接戦の末、誠凛が勝利した。
黄瀬「負け…たんスか?(生まれて…初めて…負…)」
黄瀬は、初めて負けたショックで泣いていた。
そんな黄瀬を見た笠松が黄瀬を蹴りながら、話していた。
笠松「っのボケ!メソメソしてんじゃねーよ!!」
黄瀬「いでっ!」
笠松「つーか、今まで負けたことねーって方がナメてんだよ!!シバくぞ!!
その、スッカスカの辞書にちゃんと「リベンジ」って単語、追加しとけ!」
審判「整列!!100対98で誠凛高校の勝ち!」
部員「ありがとうございました!!」
試合後、海常が誠凛を見送っていた。海常高校の監督は苦い表情をしていて、逆にリコはスッキリした清々しい笑顔をしていた。
笠松と日向は握手をしながら話していた。
笠松「地区違うから、次やるとしたら…I・H本番スね」
日向「絶対行きます。全裸で告るのやだし」
笠松「?」
海常部員「黄瀬とマネージャーは?」
海常部員「黄瀬は、どうしても顔見せらんないって謝ってどっか行った。マネージャーは、そんな黄瀬を心配して追いかけってた」
誠凛・海常部員「ありがとうございました!!」