みんなと一緒に過ごした一年間
□第6Q 勝てねェぐらいがちょうどいい
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誠凛メンバー「「「弱点…!?」」」
日向「なんだよ、そんなのあんなら早く…」
黒子「いや…正直、弱点と言えるほどじゃないんですけど…」
黒子「それよりも、すいません
もう一つ問題が…」
日向「え?」
凛歌「やっぱり…」
黒子「凛歌さんは気づいてましたか」
凛歌「うん」
黒子「予想外なハイペースでもう効力を失い始めてるんです」
誠凛メンバー「「…!?」」
海常ベンチ
黄瀬「彼のミスディレクションは、40分フルに発動できないんス」
笠松「ミスディ…何!?」
黄瀬「黒子っちのカゲの薄さは別に魔法を使ってるわけじゃなくて…」
黄瀬「ザックリ言えば、他に気をそらしてるだけ。一瞬ならオレでもできます」
そう言って、黄瀬はボールを持って笠松に言った
黄瀬「オレを見てください」
黄瀬はそう言ってからボールを投げた。だが、笠松は投げられたボールを目で追っていた。
黄瀬「ホラ もう見てない」
笠松「あ!」
黄瀬「黒子っちは並外れた観察眼でこれと同じことを連続で行って、消えたと錯覚するほど自分をウスめてパスの中継役になる。
まあ やんなくても元からカゲはウスいんスけど…けど、使いすぎは慣れられて効果はどんどん薄まっていくんス」