みんなと一緒に過ごした一年間

□第1Q 黒子はボクです
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誠凛高校 


部員1「ラグビー興味ない!?」


部員2「将棋とかやったことある?」


部員3「日本人なら野球でしょ!?」


部員4「水泳!!チョーキモチイイ」


凛歌「すごいなぁ…。バスケ部の所までいけるかな?こんな事なら順くんに迎えに来てもらえば良かったかも…」


そうやって進むとバスケ部の勧誘をしている先輩たちを見つけた。


凛歌「あ、あのー。バスケ部に入部したいんですけど、どこに行けば良いですか?」


日向「?バスケ部に行きたいのか?って、凛歌!!ちゃんと、迷わずに来れたんだな」


凛歌「順くん!!迷わずにって、ヒドイよ…。それより、バスケ部ってどこに行けばいいの?」


日向「今から案内してやるからついて来い」


凛歌「はーい!!」


日向に案内してもらって、バスケ部の所へ行くと背の高い男の子がいた。


凛歌「背高いね。あの人…。即戦力になるんじゃない?」


日向「そうだな」


火神「名前書いたらすぐ帰る」


その男の子は、名前を書きながらもらった飲み物を飲んでいた。


リコ「あれ?志望動機はなし…?」


火神「……別にねぇよ。どーせ、日本のバスケなんてどこも一緒だろ?」


そう言うと彼は後ろを向きながら、空になった紙コップを握りつぶしてゴミ箱に入れた。


凛歌「すごーい…」


凛歌が見とれていると、日向に頭をはたかれた。


日向「何見とれてるんだよ?早く行くぞ?」


凛歌「叩かなくてもいいじゃんかー。順くんの鬼〜!」


日向「いいから行くぞ」


そう言う日向に腕を引っ張られていった。


日向「カントク〜。マネージャー希望来たぞ〜」


リコ「マネージャー!?でかしたわ!日向くん!!」


日向「別に俺は何もしてねぇよ。」


リコ「とりあえず、この紙に名前書いてね?それから知ってると思うけどウチは新設高だからね、去年できたばかりなの。だからマネージャーもいない。その分あなたの仕事量も増えるけど大丈夫?」


凛歌「はい!大丈夫です!」


日向「こいつならどんな仕事もちゃんとやるから大丈夫だよ、カントク。料理も上手いしな。」


凛歌「ちょっと順くん!!料理はまだ勉強中なんだから、ハードルあげないでよ!!」


日向「何言ってんだよ?あれだけ作れれば上出来だっつーの」


リコ「えーっと…。2人は知り合いなの?」


日向「ん?あぁ、凛歌は幼馴染なんだ」


リコ「そうなんだ。日向くんの幼馴染なら安心ね。それにしても今回はこんな感じかな?」


部員「一枚回収し忘れてるっすよ」


リコ「え?いけない。え〜と」


凛歌「なんて書いてるんですか?」


日向「ダァホ!!勝手に見んじゃねぇよ!!」


凛歌「いいじゃんか〜。どうせ今日の放課後分かるんだし」


リコ「黒子…テツヤ…(あれ〜?ずっと机番してたのに全然覚えてない)」


リコ「…って、帝光バスケ部出身!?」


部員「えぇ!?あの有名な!?」


凛歌「今、帝光中の黒子テツヤって言いました!?」


リコ「知ってるの!?」
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