神楽坂高校生徒会!
□プロローグ
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愛歌SIDE
今日は、私の16歳の誕生日。その時に母から話があると言われた。
愛歌「お母さん、話って何?」
母「今から、話すわ。愛歌、これから話すことを驚かないで聞いてほしいの」
愛歌「うん。分かった」
母「まず、あなたの体の中には、妖怪の血が半分流れているの。
愛歌「……どういう事?私は、人間じゃないの?」
母「いいえ。あなたはちゃんと人間よ。けれど半分は妖怪でもあるの。私が、妖怪だから。」
愛歌「おかあさんが?妖怪?」
母「ええ。そうよ。そして、あなたはこれからたくさんの人間や妖怪があなたを狙うことになりるわ。」
愛歌「何で私が狙われないといけないの?」
母「あなたは、人間にも妖怪にもなれる特別な存在なの。だから、人間にも妖怪にも狙われることになるわ。そして、あなたのような存在を半妖と呼ぶの」
愛歌「はんよう?」
母「そう。半妖。半妖は人間になると、とてつもなく高い霊力を得ることになる。逆に妖怪になればとてつもなく高い妖力を得ることになるの。だから、妖怪と争っている人間や、人間と争っている妖怪が半妖を狙っている。半妖は、どちらにとっても切り札となるから。」
愛歌「私に、決める権利は無いの?」
母「ええ、無いわ。でも、安心して。半妖の女の子は姫と呼ばれるの。そして、姫には、4人の守護妖が付くの。」
愛歌「しゅごよう?」
母「ええ。守護妖は、姫を守るのが役目の4人の妖怪よ」
愛歌「私を?」
母「ええ。そうよ。だから、あなたには神楽坂高校に通ってもらうことにしたの」
愛歌「それが、なんで神楽坂高校に通うことになるの?」
母「その高校の生徒会役員が守護妖だからよ」
こうして、私は姫であることを知らされ神楽坂高校に通うことになったのであった。