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□Marry meeeee
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ぎし、ぎし、とベッドが軋む音。

「ちょ、ちょっとディドさん?他人の家のベッドでトランポリンやるのやめてくださいよ!」

「だってフリッピ―君の家にお泊りできるのがうれしい」

「もっとほかのほうほうで!よろこびをひょうげんしてくださいねー」

「赤ちゃん扱い辞めて!」

「ところで、なんで僕が床で寝てるんですか」

「君が勝手に床で寝てるんだろう?」

「普通は大の男二人でシングルベッドには寝ません」

「だけど他人じゃないだろ?」

「え」

「そうだなあ。もし君が私と結婚してくれたら」

「…」

「君は包丁もナイフも使わなくていいし」

「何勝手なこと」

「火も見なくていい」

「言って」

「危ないことは絶対させない。君が傷つくことは何もないようにする。約束」

「ばからしい」

「な、なんだって!?ひとの渾身のプロポーズを」

「本気だったんかーい」

「あたりまえだろう全く。明日でっかいベッド買いに行こう」

「ぜひそうしましょうか」

「信じてないな?」

「…明日、もう一回」

「なにを」

「プロポーズ、やり直してください」

「やり直し食らうなんて小学生のころの作文以来だよ」

「今度はもっと真面目にお願いしますね」

「了解」

 

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