Web拍手


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君は綺麗で、強くて、強かで。
おれが出会った女性の中で一等凛々しい。

高潔な花のように咲き誇る君。
近付く事さえ愚かしいように思える。

でも、知ってるんだ。
君が時に弱々しくなる事を。
君を縛るは過去の凄惨な記憶。

だから、そんな君を守りたいと思うんだ。
そんなこと言ったら、君は笑ってくれるかな。

君が笑ってくれるなら。
君が幸せになれるなら。
何だってしたいと思うんだ。

これって、愛だろう?
こんなおれの愛の言葉を君は否定するだろうか。
否定されたって構わない。
おれの気持ちは何があっても変わらない。


「…何見てんのよ」
「ん?あぁ…好きだなぁって思って」
「はぁっ⁉」


あ、思わず口が滑った。
また軽口だって思われちまうかな。


「……私だってそうよ」
「………へ?」
「だから!私だって好きだって言ってんの!」


どうやらおれの思い違いだったらしい。
おれの愛は、ちゃんと届いてたようだ。
おれの愛しの最強の女神に。



 






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