one piece (crocodile編)

□*入れ替わり
4ページ/4ページ



「クロコちゃーん!!」



『朝っぱらから、うるせぇ…』


ルシアはいつものように元気に登場してきた。





「見てみて!!戻った!!可愛いルシアが帰ってきた!!」


嬉しそうにクルクルと
回りながら
嬉々と語る。




『可愛いルシアが何処にいるか、見当たらねぇが戻ったな』




「ひ、ヒデェ!!にしても戻ってよかったー!!あの姿、不便すぎてさぁ」




『あ…??不便だと??』


ルシアの言葉に反応するクロコダイル。



「だってさ〜、両手使えないしー物を砂に変えちゃうしー水に当たったら固まっちゃうし!!」



『仕方ねぇだろが……あ??』
水に当たったら、固まっただと…??
もしかしてコイツ…



『テメェ、まさか風呂に入ったのか』



「は??当たり前じゃん。借り物の体にしても風呂は入りたいよ」



なに〜??まさか恥ずかしいの〜??

なんてニヤニヤ笑うルシアにクロコダイルは青筋をたてた。



『ルシア。テメェちっと今回は調子に乗りすぎたみてぇだな。』


ルシアに向かって歩み出すクロコダイル。



「え…何…??何ですか…」

後ずさりするルシア。しかし後ろは壁。



逃げ場を失ったルシアはファイティングポーズを構えた。



『ほぅ…俺とやるのか??いい度胸だが…』



「ひぎゃっ!?」




急に砂になったクロコダイルはルシアの後ろに移動し腕でおさえられた。




『テメェと俺じゃ話になんねぇな』



「くっクロコ…!!」




『さて、昨日の仕置きの続きだ。覚悟しろ』



「は!?だってアレは終わったんじゃ…!!」




『クハハハ!!言ったよな…戻ったらやるって…』



ルシアの耳元でクロコダイルは囁くように言う。



『逃がさねぇよ…ルシア??』




「…!!?」




向きを変えられ
クロコダイルと顔を合わせる形になったルシア。


クロコダイルの顔が近くなりルシアは固まる。



「ちょっ!!あの!!」



『クハハハ!!何今頃慌ててんだ??』



クロコダイルの顔がだんだん近付いてくる。



「!!!(やられる!!)」



















――ビシっ








「って!!」


クロコダイルはルシアのおでこにデコピンをくらわせた。



「なっ何すんだ!!」




『クハハハ!!なに慌てていやがる。まさか俺がテメェなんかに、やるとでも思っていたのか??』




「な、な、な…!!」












ふざけんなぁー!!!








こうして無事戻った2人でしたが、振りまわされたルシアは1人
疲れたのでした。








「…自業自得ってやつですか??」


『だろうな…ククク…』



「クロコちゃん!!」
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ