五色の誓い

□吉原
1ページ/5ページ


__吉原に着いた定々たちは…



「ねぇ阿伏兎、何でこんなに賑やかなのかなぁ?」


「んなもん知りませんよ〜すっとこどっこい」


「俺の庭で勝手に騒ぐなんて、とんでもない馬鹿だネ」


ニコニコしながら馬鹿を強調する人

春雨 第七師団団長

神威がその場にいることも知らずに、定々はやりたい放題だった。


「あんまり暴れるんじゃねぇぞ?」


「大丈夫だヨ、すぐ終わらせてくる」

神威は首や肩を鳴らせながら歩いて行った。


___…


数分もかからぬまま、神威は定々の元へとたどり着いた。


「やぁ、将軍様だっけ?」


「なんだ?その口の聞き方、お主何処から入って来た?」


「クスクスッ…ねぇ?ここでお祭りを開いているのは何故だい?君が指示したのかい?」



「ふっ、当たり前だろう、この世は私の物だ!私が何しようとお主には関係ないだろ!引っ込んでいなさい」


「それはできないなぁー、言っとくけど、ここ、俺の庭だから」


「何を言っておる」


「勝手に騒がないでくれるかな?目障りだ、消えてヨ」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ