五色の誓い
□お姫様
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次の日から、あたしたちは情報収集に回った。
あたしと銀さんはあんまりいい情報を得られなかったけど
新八君と神楽ちゃんが持ってきてくれた。
のはいいんだけど…
何故か月詠さんと銀さんが言い合いしている
おだまリンスだのだまリンスだの
わけの分からない言い合いだ
「銀ちゃんもツッキーも婆さんが死ぬ前約束の男と一目合わせてあげたかったんでしょ?」
神楽ちゃんがニコニコしながら言う
まぁ確かにそれはそうだよね
「「あぁ!?」」
「え?違うの?」
あれ?銀さんさっき…
しみじみと語っていたような…
「わっちは吉原の女の心を踏みにじった卑劣感にけじめをつけに来ただけじゃ、鈴蘭が死ぬ時、それは男が死ぬ時じゃ」
な、なんかさり気なく怖いこと言ってるよ…月詠さん…
「約束しちまったからな…男に合わせたら、溜め込んだ遺産全部くれるって」
「違うでしょ!銀さんはっ…んーんー!」
間から入ってあたしは銀さんの本当の気持ちを言おうとしたら
銀さんに手で口を抑えられた。
「あれー?まほちゃんアイスクリーム食べたいの?しょうがないなぁー」
「銀ちゃん!まほが可哀想アル!離せぇぇぇ!」
ドコッ
「神楽ちゃん!?蹴ることないじゃない!?」
「ありがとう!神楽ちゃん!」
「てゆうか!銀さんも月詠さんも!あんたら真っ暗なことしか考えてないじゃないですか!」
「何を言っておる男はわっちが始末する」
「させねぇよ、大雄の遺産は俺のものだ」
「そんなんじゃまずいですよ!銀さん!」
「いや、そんなんじゃなくてもまずいんですよ!頭!」
「あ?何が言いてんだ?お前ら」