夜兎が微笑むとき

□抱かせろ
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連絡せずに眠ってしまった昨日

おきたら何件もの通知が来ていたので、かけ直すと

阿伏兎にも怒られたけど

1番は神威

すっごく説教が長かった。


そして今日

さっきやっと終わった説教の後


あたしは鳳仙に呼び出されたため


鳳仙のいる建物へと向かった


目をこすりながら一呼吸して


目の前にある大きな扉を開けた。

『名無しさんです。今日はどのような御用で?』


鳳仙から少し距離をとり正座をしながら頭を下げる

鳳仙の両隣りには方を出しているセクシーな女達がお酒を錫していた。

「名無しさんよ、お主この吉原になにかしようとしておらぬか?」


『何のことでしょう』


「ククク、変な言い訳はするでない、春雨から言われたのであろう?調べて来いと」


『いいえ、個人的に来させていただきました。』


「何もしらぬとで思っとるのか?全て分かっておるわ、吉原を春雨のものにしようとしていることも、お主がそのための情報も集めておるのも、全てのぉ?」


鳳仙はユックリと立ち上がりあたしの元へと来ると


目の前で胡座をかくと

下げていたあたしの頭を髪を掴み無理矢理上げさせた


『っ…』


「金ならいくらでもやろう、だがなぁ?この吉原は渡さんぞ」


『ふふ、本当に全て知っているようで?』


「わしを舐めるでない、手に取るように分かるわ」


『残念ですが、殆ど調べさせていただきました。あたしを殺しても無駄です。日輪という女のように足の神経を切っても無駄ですよ?』


「そこまで知っておったか?」


『えぇ、あたしを舐めないでいただきたいです』


「ククク、面白い女だ」


『鳳仙に言われるとは光栄です』


「まぁよい、ここに誰が来ようと、この鳳仙が倒せばいいことだ」


『無理ですよ、春雨の恐ろしさはあなたも知っているはずです』



「わしが恐ろしくて元老どもが直々に来れぬのだろ?そんな者達は弱いわ」


『ふふ、そうやって調子に乗れるのも今だけでしょう』


「生意気な口をきく女だ」


『どうも、それより話してくれます?ハゲるんですけど』


「そう簡単に離すわけなかろう、のぉ?お主よ、今回の事は見逃してやろうか?」


『はい?』


「その変わり、抱かせろ」


『いいです、見逃してほしいなんて思いません、あなたに抱かれるくらいなら死んだ方がましです』


「そうか、だったら無理矢理抱くまでだなぁ?」


鳳仙はあたしをその場で押し倒すと両手をあたしの頭の上で抵抗できないように固めた


『は、なして!』


「お前の体のラインはとても綺麗だ、吉原にピッタリの体をしておる、わしの側につけ」


『絶対嫌!どいて!変態じじぃ!』

パンッ


口に気をつけるんだなと言いながらあたしの頬を空いていたてで平手打ちした


『っ…』


鳳仙はあたしの太ももに手を伸ばし撫ではじめた

『いやぁぁぁぁぁぁっ!』


足をジタバタさせるとまた殴られた。

「大人しくしておれ、気持ち良くしてやるぞ」


こんな歳とった叔父さんにされたくないっ

『かむ…いぃっひっく』


神威の名前を呼ぶと

ドッカァーンッ

いいタイミングでものすごい音がすぐそばで聞こえた


鳳仙はあたしの手を固定しながら音のした方をみると


ふっと微笑んだ


あたしもその方を見ると


威「やぁ?鳳仙の旦那」


神威が血に染まりながら部屋に入って来た

その隣には阿伏兎さんと云業さんもいた。
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